甘く芳しい匂いを放つ特質のため、香水や、石鹸などで多く使われるバラ。その品種も数知れずありますが、それらに付けられる名前は国名、地名、人名などさまざまです。

その中でイギリス生まれで、かの有名な“ウィリアム・シェークスピア”の戯曲「ハムレット」に登場する悲劇のヒロイン、“オフェリア”が由来のバラになります。その育て方について触れていきたいと思います。

四季咲きのバラ、オフェリアの育て方

バラ オフエリア 育て方

オフェリアはハイブリッドティー系の剣弁高芯咲きの花形を確立した祖とも言われ、強くフルーティーな香りと淡いピンクの大輪の花を咲かせる、四季咲きのバラです。

開花時期は5月中旬から多く見られますが、4月の終わり頃から咲き出す早咲きもあるようです。オフェリアの育て方は、特に他のバラと違いは無いようですが、初期成長が比較的遅ので、焦らずにじっくり大事に育てていきましょう。

水やりについて、地植えなら雨の水で充分なので、ほとんどいりません。鉢植えは時期によって水のやりすぎに注意をしなければなりません。

暖かくなる5月以降は土の上が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。しかし、寒さが残る3月、4月では、表面が乾いていても土を掘って湿り気を確認し、まだ湿っていたらもう一日水やりを伸ばしてみるのも良いかもしれません。

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土壌の入れ替えについて、冬期の12~1月頃には、根元から40cm離して、直径40cmx深さ40cm四方の穴を掘り、堆肥と掘り上げた土をよく混ぜて戻してあげます。

追肥は月に一回くらいの頻度で、つぼみが色づいてくる迄を目安としてあげあしょう。

置き場所について、日当たりがよく、風とおしのよい場所に置きます。この時、混み合った枝は根元から切って風通しよくしておきましょう。

剪定について、冬の休眠時は、枝を全体の半分ていど残して株を切り戻します。夏には枝を3分の2残して切り戻します。

病害対策について、黒星病やうどんこ病などの対策に薬剤散布は欠かせません。予防と治療の両方に効果のあるサプロールなどで、しっかりバラを守りましょう。

まとめ

ここまで、オフェリアの育て方について簡単にまとめてみましたが、オフェリアに限らず、バラを育てるのは根気が必要になりますが、大事にじっくりと育てて咲いた時の喜びは大きいです。それぞれの特徴を理解し、しっかりと育て方のコツを掴み、日々の生活の潤い、癒しになれば素敵ですね。