南国の花ハイビスカスは、お庭に明るいイメージを与えてくれるということで、大変人気のお花です。お庭やベランダで育ててみたいと思っている方も多いでしょう。
この記事では、ハイビスカスにおすすめの土の種類についてご紹介いたします。
ハイビスカスの土の種類について
まず、園芸用の土の基礎的な知識についてご紹介します。
園芸用の土は、基本用土、補助用土、培養土の3つに分けられています。培養土とは、基本用土や補助用土、肥料などを混ぜて、特定の植物に最適な配合に調整された土のことを言います。
なので、基本用土と補助用土をあわせたものが培養土だと思ってくださいね。
基本用土とは、培養土の五割以上を占める、メインの土のことです。ハイビスカスを育てたいときに、基本用土に足りない要素を補うために加えられるのが、補助用土です。さらに、ハイビスカスの成長を助けてくれる肥料などを混ぜて、ハイビスカス専用の土を作るのです。
土の種類には、赤玉土、鹿沼土、日向土、黒土、まさ土など多くの種類がありますが、ハイビスカスによく使われるのは、赤玉土です。水はけがよく、ハイビスカスの培養土に向いていると言われています。
ハイビスカスの土におすすめなのは?
ハイビスカスにおすすめなのは、水はけのよい培養土です。
水はけのよい土を作るには、赤玉土を使うとよいと言われています。赤球土を、お好みにあわせて小粒か中粒を選び、それを7割つかいます。残りの3割が腐葉土がおすすめです。
ハイビスカスは、苗を買って鉢植えで育てる方が多いです。売られている状態のハイビスカスは、小さな鉢で植えられていることが多いので、まずは大きい鉢に植え替えるのがおすすめです。というのも、根詰まりをおこしてしまうと栄養を吸い上げる効率が悪くなってしまうからです。
ハイビスカスを育てるための鉢に、ハイビスカス用に配合した培養土を満たします。小さなポットで購入した苗を育てる場合は、購入後できるだけ早く鉢へ植え替えましょう。
また、水はけをさらに良くしたい場合は、バーミキュライトを2~3割混ぜ込んだり、鉢底に軽石を敷いたりすると改善できます。
水はけがよいということは、土も乾きやすくなります。土が乾いたらたっぷり水やりをしてくださいね。特に花を咲かせる時期は、水不足や水のやりすぎによって、つぼみや葉っぱが落ちてしまうなどのトラブルを起こしやすいので、気を遣いましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回はハイビスカスの培養土についてご紹介いたしました。家にあるありあわせの土ではなく、きちんとハイビスカス用の配合で育てて上げてくださいね。