すずらんとは、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種で、君影草・谷間の姫百合との別名もあります。日本では本州中部以北、東北、北海道の高地に自生する寒さに強い有毒植物です。この有毒性のため、害虫の心配もほとんどないと言われています。スズランの花が咲き終わってしまうと、見た目も悪くなり、葉っぱの色も徐々に変色していきます。

今回は花が終わってしまった後では、どのように作業をしたらよいのかを調べていきます。

 

すずらんの花が終わったら、育て方はどうすればよいのか?

すずらん 育て方 花が終わったら

すずらんの花が咲き終わった後の作業になりますが、葉っぱの色が黄色~茶色くらいにまで変色していきますので、そのような様子が観察されるまでは何もせずにそのままで放置しておきましょう。このとき、花がついていた花茎の根本から切ってしまい、葉っぱだけを残すように整えていきましょう。翌年の花を咲かせるにはこの残した葉っぱが重要な役割を果たします。

すずらんの特徴として、花が終わった後には葉っぱから栄養分を吸収していき地下茎へと送っており、次の咲く季節に備えるメカニズムがあります。したがって葉っぱの変色が見られるのは、栄養分の枯渇を意味しているので、枯れるまで栄養を伝えている様子が観察できると言えます。

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花が咲き終わったら、場所や日当たりにもよりますが、枯れているように見えてしまうので見た目が汚いと感じてしまい、切り落としてしまうことがありますが、再度咲かせたいならば避けるべき動作です。花が終わって見た目の問題で葉っぱを切り落としてしまうと、株は年々小さくなり育ちが悪くなります。

最後にはなくなってしまうこともありますので、葉っぱは枯れるまでそのまま放置しておきましょう。放置していれば地下茎に栄養が伝わって成長を続けられますので。

 

まとめ

花が咲き終わってからやることは、次の季節も咲かせたいのなら変色した葉っぱを処分するのはやめましょう。葉っぱに含まれている栄養分を伝えているので、次の成長のための重要なメカニズムだからです。万が一にも、処分してしまっても全く咲かないということはありませんが、小さくなったり育ちが悪くなると言ったことが見られるでしょう。