穏やかな春の訪れを感じさせてくれるスズランですが、漢字の通り、花弁が「鈴」に似ていることと、「蘭」のように美しくひらいていることで、可憐という言葉に相応しい花の一つです。

ヨーロッパではスズランの日として、愛する人にスズランの花を贈る習慣があり、特に女性へのプレゼントとして、古くから好まれてきた花です。

そんな世界各国でも愛されているスズランの花ですが、花の由来はどういったことを表しているのでしょうか?

スズランの名前の由来とは?

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可愛らしく咲き誇るスズランの花の和名は「鈴蘭」ですが、小さな花弁でありながらも、お祭りや神事、そして結婚式などの装飾や、花嫁のブーケにも多く使われております。

ほかにもスズランの別名として、「君影層(きみがけそう)」や、「谷間の姫百合(たにまのひめゆり)」とも呼ばれています。

小さく可憐な白い花を女性に見立て、葉を男性のイメージとして、その男性に寄り添うように咲き誇っていることから、このような別名も付けられたと言われています。

そして、一番多い通り名が誰もが知っているスズラン(鈴蘭)です。白く咲く花が鈴のようだということと、葉も蘭に似ているということから、その名前がつけられたと言われています。

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スズランの学名の読み方は?

スズランの学名は「Convallaia」(コンバラリア)といいます。「convalis(コンワッリス)」は「谷」といい、「leirion(レイリオン)」は「百合」という意味を表しています。

谷間の百合という英名では「Lily of the valley (リリー・オブ・ザ・バレー)といい、他には「天国の階段」と呼ばれています。

それはつまり、花びらがたてに繋がっている様子が、階段のように見えるということと、幸せな花という意味からそう呼ばれてもいます。

まとめ

小さく白い花を咲かせるスズランですが、分類はユリ科に属しています。ヨーロッパでもドイツスズランと呼ばれるものがありますが、日本のスズランよりも花弁が大きく、香りも強いので、人気がある花と言われています。

春に咲く花ということで、季節の変わり目を楽しませてくれる花です。ですが、スズランには毒性があります。花粉にもその毒があると言われているので、小さなお子様やペットがいる場合には、食卓などには飾らない方が良いです。