シクラメンの葉をよく見ると、白いコナのようなものが付着していることがあります。コナの正体が気になりますね。

主な原因は花粉、カビ、害虫などが考えられ、原因によっては放置しておくと大変危険な事態になります。

そこで今回はそれぞれの対策法、そして予防策を紹介していきます。

シクラメンの葉が白くなるのは?

シクラメン 葉 白い

シクラメンの葉に白いコナがついている時、まずは花粉が考えられます。シクラメンの花は下に向いているので、花粉がこぼれて葉に付着することがあります。

特に害にはなりませんので、放っておいてもいいですが、気になればそっと拭いておくとよいでしょう。

次に疑わしいのはカビでしょう。小麦粉をまぶした様な白い粉でしたら「うどんこ病」の可能性があります。

そのまま放置すると、葉の表面を覆い、光合成ができなくなり、花が咲かなくなったりします。白いポツポツやシミのようなものができたら「灰色かび病」かもしれません。

いずれもカビ菌が原因です。カビ菌は日当たりの悪い、多湿環境を好みます。風通し、日当たりの良い場所に移動させましょう。

白いコナを見つけたら、速やかにその部分を取り除きます。病気が初期状態であればこれで完治する場合もあります。

症状が広範囲であれば、殺菌剤などを散布します。安全性が気になる方は、毒性のないカリグリーンやトップジンMなどがおすすめです。

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スリップスやホコリダニは、シクラメンに発生しやすい害虫です。スリップス、ホコリダニ共に汁を吸う害虫で、葉の縁が丸まったり花に奇形が生じることがあります。

またこれらの害虫により、白いコナ状のものが出ることがあります。葉の裏や茎をよく観察すると、小さい虫を見つけることもできます。

冬は乾燥し、暖房で室温も上がるので繁殖しやすく注意です。乾燥を防ぎ、風通しのよい環境を作りましょう。

対策としては、防虫用の粘着フィルムを株の周りに貼り、害虫の侵入を防ぐ方法があります。ベニカ水溶液などの薬剤も効果あります。

まとめ

シクラメンの白いコナはいろいろな原因があることがわかりました。花粉であれば一安心ですが、病気や害虫ですとすみやかに対処しなくてはいけません。

咲き終わった花や傷んだ葉をそのままにしておくと病気やカビの原因にもなります。シクラメンにとって、清潔で最適な環境を整えていきましょう。