春先に開花して開花の時期が終わると山菜として食べることもできる春の山の妖精と言う名にふさわしい薄紫色の綺麗な花・カタクリ、球根植物のカタクリの花ですが栽培していく中で、花の咲き終わりには「種」を採取することもできます。
今回はそんなカタクリの花の種を採取する方法や、コツについて一緒に調べて行きたいと思います!
【カタクリの種の採取は?】
ユリ科の球根植物のカタクリの花は球根で栽培を始める方多いと思いますが、咲き終わりにはもちろん種を採取することができます。
カタクリの花は4月ごろに開花し、2週間ほど花を楽しみます、花が受粉し咲き終えてから約一か月後の花も葉も落ちた5月ごろ、種ができてきます。
種が入った子房が熟してくると子房は種の重みで地面に垂れ自然界ではアリさんがその種を運んでくれるようです。
そこを採取するわけですが、その年の気温などによって多少時期は異なりますがだいたい6月中旬には採取できるようになります。
採取した種は1つの子房の中にかなりの数入っています、親株となっていたカタクリの花と同じ場所に再度種をまくこともできるので、次の春までは水を完璧に切らすことが無いように管理してください。
また採取の際に気を付けつポイントは「子房」が破裂する前に採取すると言うことです、成熟すると子房は破裂し、中の種が飛び出します、飛び出した種はそのまま放っておくと時間がたつにつれて発芽率が低くなってきてしまいます、熟してきたのを確認したら早めに採取してあげてくださいね。
ちなみに、種を採取して次にまた花が咲くのは種をまいてから7年から8年後になりますので、種をまいたのちは少し長い年月が必要になりますので根気よく栽培してくださいね。
【まとめ】
今回は薄紫色の綺麗な花・カタクリの花の種の採取方法や採取の際に抑えておきたいポイントについて調べてきました。
カタクリの花は開花ののちは種が熟すまでにだいたい1か月半ほどかかります、子房が破裂してしまう前に採取することがポイントでしたね、親株と同じ土に植えても大丈夫なカタクリの花の種、しかしまいたら次の花が咲くまでには少々時間がかかります、根気よくじっくり観察して栽培することをお勧めします。