クレマチスは基本的に病害虫に強い植物です。
日光に当てる、肥料を適切にあげる、風通しを良くする、多湿にしないの4項を守っていたらほどんど枯れる事はありません。
枯れないとはいえ病害虫の被害にあうと見た目が悪くなってしまうので対策方法をお教えします。

クレマチス 病気 害虫

クレマチスに発生する病気や害虫

・アブラムシ
いつの間にか大量に増えている厄介者。アブラムシが発生すると葉っぱに黄色い斑点ができます。
アリが上り下りしているかどうかでも判定ができます。
対策:アセフェートの入った薬剤で駆除、予防をします。
薄めた牛乳を霧吹きでかけるという方法もありますが臭いがこもるのであまりおすすめはできません。。

・ハダニ
梅雨から秋のはじめくらいに発生します。
葉っぱを適度に濡らしてあげることで予防ができます。
薬剤を使う場合は耐性がつかないように数種類のものを交互に使いましょう。

・ナメクジ
夜に活動し、新芽や花を食べる害虫。見た目も気持ち悪いですよね。
対策:見つけしだい捕獲(割りばしがあると便利です)ナメクジ用の撃退スプレーもあるので活用しましょう。

・芋虫や毛虫
葉っぱを食べるだけでなく、芋虫類を捕食しようとアシナガバチが寄ってくるようになります。
対策:捕獲、薬剤で撃退

・赤サビ病
カビ菌が引き起こす病気です。秋ごろ気温の低下に伴い発症することが多いです。
葉っぱの表面に黄色い斑点ができ、裏側は褐色の粉がつき、枯れてしまいます。
放置しておくとどんどん広がるので見つけ次第切除して、患部は捨てましょう。
対策:窒素系の肥料を控える、マンゼブの入った薬剤を使用する

・立ち枯れ病
葉っぱやつるが傷つき、そこから病原気が入り込むことで発症する病気。
つるが垂れ下がってしまいますので、発症したら垂れ下がったつるは切り取りましょう。
対策:しっかりと誘引し、強風などでクレマチスに傷がつかないようにする

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クレマチスに病気や害虫が発生する前に予防しましょう

・病気がないかをチェックする
病気になった部分があれば切ってしまいましょう。
切ったものをそのまま放置しておくと病気が広がる事がありますので、ゴミに出す事を忘れずに。
病気は早めに気づくことで進行を抑えられます。
水をあげる際によく観察を行いましょう。

・霧吹きで葉っぱに水をかける
ハダニやうどんこ病は水に弱いので、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげましょう。
クレマチスは多湿を嫌うのでビショビショにはしてはいけません。
午後には乾くように午前中に行いましょう。

・元気な株を作る
適切に肥料と水やりを行い、十分な広さの鉢を使って元気なクレマチスを育てましょう。
クレマチスは根がデリケートなので植え替えの際には根を傷つけないようにしましょう。
根が傷つくと病気になりやすくなってしまいます。

・葉っぱを密生させない
葉っぱが密生して風通しが悪くなるとアブラムシやカビの温床となってしまいます。
風通しが良くなるような形に誘引してあげましょう。

【まとめ】

クレマチスに限らず植物は根っこが大切です。
根が弱ってしまうと根頭がん腫病などの取り返しのつかない病気になってしまったりします。
植え替えの際は丁寧に。水やりの際は多湿になりすぎないように。
これらを守って元気なクレマチスを育てましょう。