クレマチスを育成しようとして、カザグルマの名前を聞いたことありませんか。カザグルマとクレマチスは、どんな違いがあるのか知りたいですよね。カザグルマと交配し大輪など新品種をつくっています、言わばクレマチスの原種なのです。
【カザグルマ クレマチス 原種】
【本当にカザグルマはクレマチスの原種なの!?】
カザグルマは、日本原産のキンポウゲ科の植物で、日本史にも載っているシーボルトがヨーロッパに持ち帰りました。持ち帰ったカザグルマを交配して広まったのがクレマチスです。
カザグルマは、日本や中国、朝鮮に半島に自生しています。雑木林をかき分けていくと見つけることができます。葉弁、蕾、色、無毛から多毛まで、いろいろです。クレマチスの交配に使われたのがカザグルマです。
カザグルマの名前の由来は、もうお分かりかと思いますが子供の玩具の風車から来ています。
日本では、絶滅危惧植物になっているので、自生しているカザグルマを見つけたら何度か足を運んでみてください。カザグルマが種をつけているところまで見られたら、かなり貴重な体験になります。
地方によっても異なりますが、開花の時期が5月ごろ、種のついたのを見られるのが10月ごろです。
・カザグルマ、テッセン、クレマチスの違い!
カザグルマは日本原産、テッセンは中国原産で江戸時代に日本にやって来たといわれています。花びらに見えるガクがカザグルマは8枚、テッセンは6枚、クレマチスは複数あります。例外種もありますので大まかな見分け方です。
また、葉のよっても見分けることができます。カザグルマは、ハート型の三つの葉に分かれています。テッセンの葉は、ヨモギやセリのように細かい切れ込みが入っています。
花の色や花の形などで、見分けていた方もいらっしゃたかもしれません。交配が進むにつれて種類も多くなってきています。ガクや葉で見分けるのが確かな方法でしょう。しかし、新種も増えているため、例外種もあります。購入時には、お店の方に確かめましょう。
【まとめ】
クレマチスとカザグルマは、同じだと思っている方は、少なくありません。育てるうえで、どの品種か確認しておけばお手入れの方法も違ってきます。
つる科の女王と呼ばれるクレマチスの原種が日本原産のカザグルマとは、ちょっと誇らしくなりませんか。日本固有の植物が世界を美しく飾っていると思うと育生もより楽しくなりますよね。