チューリップには、原種と交配種の2通りがあり、原種はユリ科チューリップ属耐寒性球根に属します。
原種は野生ならではの強さがあり、あまり世話をしなくても、上手く育ってくれる種類が多く、チューリップ初心者の人でも手軽にチャレンジできる花と言っても過言ではありません。上手な育て方とは?どのようなことに注意すれば、上手く育てることができるのでしょうか。
原種チューリップの上手な育て方について
まず、原種チューリップの球根を植えつけることから始めましょう。最適な植え付け時期は、10~11月になります。
耐寒性のものはそう神経質にならなくても問題ありませんが、そうではない場合は、早めの植え付けをおすすめします。受け付ける時期がずれてしまうと発根する確率がぐんと下がりますので、注意しましょう。ちなみに、植える場所は、日当たり・水はけともに良い場所をお選びください。
原種チューリップの球根は交配種の球根に比べ、サイズは小さく、固いという特徴をもちます。発根を早くしたい時は、球根の皮の一部をはさみで切り取りましょう。吸水が早くなり、発根・発芽が早くなります。
原種チューリップがもっとも水を欲しがるのが、発芽後になりますので、発芽したかどうか、定期的にチェックし、水やりを欠かさないようにしましょう。
肥料は、ほんの少しでOKです。チューリップの球根に直接与えると、球根が傷む恐れがありますので、花が咲くまでは緩効性肥料を土に混ぜ、花が咲いたら、週一回程度の液肥を与えることをおすすめします。
原種チューリップと交配種チューリップが同時に見られる動画がありましたので、参考までに・・・
まとめ
もし、育てている原種チューリップがウイルス病にかかってしまった時は、残念なことですが、ほかの原種チューリップに悪影響を及ぼす可能性がありますので、早めに抜いて、廃棄しておきましょう。
チューリップは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。風通しの良い場所に植え付けておけば、アブラムシによる被害も少ないのですが、前もって予防しておきたい人は、浸透移行性殺虫剤を土の表面にかけておくことをおすすめします。