クレマチスの中でも原種に近い「ムーンビーム」
パセリのような形の葉を持ち、花期になると可愛らしい星形の小さな花をたくさん咲かせます。
今回はムーンビームの特徴や育て方をご紹介します。
原種に近いクレマチス「ムーンビーム」の育て方
・ムーンビームの特徴
葉と花が小さく、細いつるが特徴です。
その姿は原種に近く、大輪ではないものの花期にはつる全体にびっしりと白い小さな星型の花が咲きます。
開花時期は春(4月ごろ)開花前に多少寒さを感じさせた方がたくさんの花をつけます。
つるは1年に20㎝~30㎝ほどと通常のクレマチスと比べて伸びるのが遅め。なので小さな鉢でも育てられます。
ほとんど剪定を行わなくて良いので初心者の方や忙しい方でも育てやすいクレマチスです。
支柱を使っても育てられますが、ムーンビームはハンキングをしてつるを垂らしても映えます。
・ムーンビームの育て方
高温多湿を嫌うので、風通しの良い涼しい場所に置いてあげましょう。
用土は水はけのよいものを用意します。クレマチス用の用土、もしくはバラ用の用土を購入すると良いでしょう。
病害虫に強いですが、根が細いので植え替えなどの際に傷がつくと根から病気になってしまいます。
植え替えや移植は最低限の回数にしましょう。
小さな鉢でも育てられるクレマチス「ムーンビーム」の剪定方法
ムーンビームは花後弱剪定を行います。
つるが伸びるのが遅い品種なので無剪定でも大丈夫ですが、色んな方向につるがのびてもじゃもじゃになってしまうのでつるを切りそろえる程度の剪定を行った方が見栄えは良くなります。
あまりつるが短くなると花をつけるスペースも少なくなってしまうので切りすぎには注意しましょう。
つるを密集させすぎると風通しが悪くなり、病気になりやすくなります。
全体に日光を当てることが必要ですが、剪定ではなく誘引でつるを分散させる方法で風通しを良くしましょう。
クレマチス「ムーンビーム」の耐寒性
ムーンビームは耐寒性が高く、マイナス10度程度まで耐えられます。
極寒の場所以外は冬場でも外に出しておいても問題はありません。(日本国内ならばほぼどこでも大丈夫でしょう)
耐暑性は中程度。
春、秋、冬はよく日が当たる日向、夏場は直射日光を避けた半日陰に置いてあげましょう。
【まとめ】
ムーンビームは香りもあり、たくさんの花をつけるので見ていてとても癒されます。
つるが多いほど花をつけますので、つるを折らない、傷つけないように育てましょう。