カトレアは気品のある花で贈答用として人気があります。カトレアはラン科の植物で育て方が難しいと言われていました。品種改良などにより最近では以前より育てやすい株になっているそうです。そんな理由からも家庭で栽培する人が増えてきたようです。
育てやすくなったとは言っても、花が咲かない事も多いと聞きます。花を咲かせる育て方のポイントを調べて見ました。
カトレアの上手な育て方!花が咲かない理由とは!?
カトレアの株は年間通して楽しめるように開花時期が違う4つのタイプに分かれています。
・春咲き(春に新芽、およそ一年かけて成長し翌春に開花。長い期間の管理が必要)
・冬咲き(春に新芽、夏から秋に成長し冬に開花。冬の温度管理が重要)
・夏咲き(冬に新芽、初夏から夏に開花)
・秋咲き(春に新芽、秋に開花)
蘭の本来の開花期は秋から冬にかけてなので、蘭展などに出展するほどの愛好家は冬咲きや春咲きの株を育てる方が多いです。
ただ、室内での温度管理が難しくなってくるため初心者では花を咲かせるのが難しいそうです。
夏咲きや秋咲きの株は、春咲きや冬咲きに比べると開花までの期間も短く、温度管理がさほど必要ないので初心者の方はどちらかの株を購入すると良さそうです。
<花が咲かない主な理由>
・バルブの成長が悪い
バルブとはぷくっとした膨らみのある茎の事です。この場所に栄養分や水分が蓄えられています。花を咲かせるための花芽はバルブから伸びてくるシースと呼ばれる器官から出てきます。
・日光不足
・水やりの方法
などがあげられます。
<花を咲かせるための育て方>
まず、バルブの成長には日光、水やり、温度管理、肥料と全てが関わってきます。バルブを成長させるためのポイントをまとめました。
・日当たりと風通しの良い場所で育てる
最低気温が15℃以上になってからは、外で育てます。真夏の直射日光は葉が焼けてしまうので注意が必要です。室内ではレースのカーテン越しの窓辺が最適です。外では半日陰で育てましょう。最低気温が15℃を下回ってきたら室内で育てます。
・水やりのポイント
カトレアは夜の間に光合成を行うので、水やりの時間帯は夕方から夜が好ましいと言われています。バルブの成長期には水苔等の植え込み材が完全に乾いてからあげてください。
水の与えすぎは根腐れを起こしてしまいます。冬の乾燥時期でも基本的には同じで乾いてからあげますが、置き場所によっても変わってくるので、観察しながら行ってください。
・肥料のやり方
バルブの横から新芽が出てきます。新芽の成長期に月に一度固形タイプの肥料を与えます。
まとめ
カトレアの花を咲かせるには、15℃以上の温度が必要です。その他にも日当たりや風通し、水の与え方に肥料と気にしてあげなければいけない事が多い植物です。
この苦労があるからこそあの品のある美しい花が咲くのだと思えば、頑張れそうですね!