クロッカスは地中海沿岸から小アジアを原産地とするアヤメ科クロッカス属に属するお花です。原種は80種くらいあって園芸品種も沢山あります。そんなクロッカスは丈夫なお花で正しく球根を植えてあげれば放って置いても勝手に咲くようなお花なのですが長く楽しむにはそれなりにお世話が必要です。今回はクロッカスの球根の植え替え方を調べてみました。
クロッカスの植え替え時期
クロッカスの発芽適温は10℃です。庭に植える球根は気温が下がる10月から11月に植えます。球根2個分ほどの間隔を空けて球根3個分ほど土を掘り返して埋めます。
鉢植えの場合は深鉢を用意して球根どうしが触らないように5号鉢に5~6個、6号鉢なら6~7個を庭に埋めるよりも多少詰めて均等に並べて庭植えよりも若干浅めに埋めます。
一度植え付けた球根は毎年掘り下げる必要はありませんが、庭、鉢植え共に3年に一度位球根が混み合って来たなと思ったら植え付け時期と同じ頃に掘り上げて分球して植え付けると良いと言われています。新しい球根は大きく太った物を残してあまり小さいものは処分すると良いでしょう。
クロッカスは親球根の上に新しい球根が自然に付くので球根を掘り上げたタイミングで子球根が付いていたら分球して親球根と一緒に乾燥ささせて秋まで管理します。そしてまた10月から11月の間に球根を植えればまたクロッカスを楽しむ事がでします。
【まとめ】
クロッカスは6月頃に球根を取り出して分球してまた10月から11月に植えるのが良いということがわかりました。
また、一度適切に植えてしまえば3年位は放置しておけるということもわかりましたが、全く手をかけなくて良いという事ではありません。簡単にお世話ができると言う意味です。またクロッカスは増やすのも簡単で普通にお世話をしていれば親球根から子球根が造られて行きます。3年くらいのタイミングで一度掘り上げてあげれば子球根が造られていますので分球をしてクロッカスを増やしてみてください。そういう意味ではクロッカスはコストパフォーマンスが良いお花と言えるのではないでしょうか。