クロッカスの学名はギリシャ語の「krokos」(糸)が語源であり雌しべが糸のように伸びる様子に由来します。

雌しべが赤く料理などに使われる秋咲きクロッカス属のサフランとは別に早春に咲くクロッカスは「花サフラン」の別名があります。このようにクロッカスには大きく分けて秋咲きと春咲きがありますので品種別に花期を紹介します。

クロッカス 花 時期

クロッカスの花の時期は品種による?!

クロッカスの花は球根が充実していて寒さに合うことによって容易に花を咲かせてくれる初心者向けの球根植物です。環境さえ良ければ植えたままでも数年は花を咲かせてくれるのですが花の見所は1~2週間ですので早春の戸外では

見逃しの無いように花期を知ることも大切ですね。

先程も述べた様に、花の時期は秋咲きと春咲きがあり、さらに春咲きにも早めに咲く寒咲きとその後の春咲きに分かれます。まず秋咲きから紹介します。リースナブルなお値段で園芸店などに出回っているサフラン(花期10月~11月)がポプュラーです。実際に雌しべは乾燥させ瓶などに保管し料理の風味や色付けに使える物もありますので一度は収穫してみたいものです。秋咲きは出回る品種は少ないのですが葉が後から出てくるタイプの青紫のクロッカス スペシオサス コンカラー(花期11月~12月)、純白の花のスペシオサス アルバ(花期10月~12月)などがあります。

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次に寒咲きですが、小型の花が多く花期は2月~3月中旬になります。例えば淡い青色の花を咲かせるブルーパール、クリーム色が春らしいクリームビューティ、白花で繰り返しよく咲くアードシェンク、紫、白、中心部分が黄色のシーベリー トリカラーなどがあります。

春咲き品種の花期は3月~4月上旬で鮮やかな黄色のマンモス イエロー、白く大きな花をつけるジャンヌダルク、

絞り模様が綺麗なピックウィックなどがあります。

以上のように品種によって花期が微妙に違って来ますので毎日の観察は欠かせませんし、またその芽吹きの様子は

癒しのひと時でもあります。

【まとめ】

クロッカスの球根は園芸店には限られた品種しか店頭に並びませんが種類は80種とも言われ、開花時期も異なりさらに調べていくと色々な品種に興味が深まってコレクションしたくなりませんか?品種によって花期が違う事を計算に入れて組み合わせて植え付ければ随分と長い期間クロッカスを楽しめるのではないでしょうか。

また寒さに合わないと咲かないという事もあって一時的に冷蔵庫に保管する方法もあるようですが、だからと言って

開花時期が変わるようでもないので春を感じる何かが球根には備わっているのでしょうね。