小学生のころにヒヤシンスの水栽培をしたり、花の香りが良いことでよく知られていて、身近な花となっています。ツルボ亜科ヒヤシンス属の球根性の多年草です。多年草なので冬を越して何年にも渡って花を咲かせます。寒さに強く秋植え球根で水栽培だけでなく鉢植えなどでも楽しまれます。ヒヤシンスは地中海沿岸からイラン・トルクメニスタ・ギリシャ・シリアなどが原産の花です。園芸用に栽培されたのは、オスマン帝国と言われていて、1863年に日本に伝わりました。日本で長く親しまれているヒヤシンスは、多くの品種や色があります。その種類や色とは一体どのようなものがあるのでしょうか。
白いヒヤシンスの品種とは!?
2月から3月に水栽培で簡単に栽培することができるヒヤシンスですが、オランダではたくさんの品種が栽培されています。これらのヒヤシンスをダッチヒヤシンスといい、約2000種類栽培されていると言われています。ヒヤシンスの種類は、ダッチヒヤシンスとローマンヒヤシンスの2つに分かれます。また、花の色でも種類分けされます。1つの長細い茎から多くの花を咲かせるのが、ダッチヒヤシンスです。1株植えるだけでもボリュームがあり、水栽培の際によく使われます。一方、ローマンヒヤシンスは、花のつく数は少ないですが、茎が数本生えてきます。ダッチヒヤシンスに比べると丈夫で香りが強く、栽培しやすい種類になっています。ヒヤシンスは、本来の原種の花の色は紫青色のみです。
しかし、園芸種は、赤色、白色、ピンク色などさまざまな色があります。日本でよく栽培されているのは、約10種類となっています。花の色は、花の色と球根の表皮が見るだけでだいたいの検討がつきます。ヒヤシンスは、ダッチヒヤシンス・ローマンヒヤシンスの2種類だけでなく、花の色によっても品種が分かれてきます。花の色別ごとの品種としては、白い花の代表的な品種は、カーネギーと呼ばれています。
【まとめ】
もともと紫青色のみのヒヤシンスですが、園芸用に改良を重ねてさまざまな色の品種があることがわかります。また、花の色によって品種も分かれています。白色のカーネギーはヒヤシンスの中でも人気の高い品種になっています。