ラベンダーは、たくさんあるハーブの中の1つです。その香りは、日常的に感じることができるほど、生活の中に溶け込み、決して特別なものではありません。ラベンダーの色は、「ラベンダー色」と定着して、誰もが想像できる様です。ですが、ラベンダーに「色変わり(色違い)」があることまで知っている人は少ない様に思います。これから、ラベンダーのピンクについて調べます。
【ラベンダーの種類 ピンク】
①ラベンダーの現状
市場に並ぶラベンダーには様々な呼び名がある様ですが、もともと「原種の真正ラベンダー」と「亜種のラベンダー」があるそうです。ラベンダーには、大きく5つの系統がある様ですが、それぞれの系統の中が30種類近くに分割されている様です。それは、①ヨーロッパで積極的に品種改良が行なわれていること、②個人的に交配ができること、③自生のラベンダーによる自己交配の結果で、今もなお、研究を通して分類がすすめられているといわれています。
②市場(店頭)でのラベンダーの分類(種類)
これだけ多くのラベンダーの種類に対しては、ショップのスタッフでさえ困惑している様です。そこで、スタッフはもちろん、栽培者にも分かりやすく、現在では「見た目の違い」を基に、誰もが分かる様に3種類に分類されているそうです。
(1)先端の花が小さい「一般的な」ラベンダー
・イングリッシュ系
・ラバンディン系
(2)先端の花がうさぎの耳やリボンに見える様な「フレンチ」ラベンダー
・フレンチ系(ストエスカ)
(3)葉が翅やレースに見える「レース」ラベンダー
・レース系
③ピンクの花が咲くラベンダー
・イングリッシュ系
(1)ラベンダーエレガンスピンク
(2)ラベンダーナナ-ロゼア
(3)ラベンダーミスキャサリン
(4) ふらのの思い出 (ふらのシリーズ)
(5)ラベンダーアロマティコ
(6)ラベンダーレディアン
・フレンチ系
(1)フレンチラベンダー
(2)マドリードピンク
(3)ベイビーピンク
(4)ピンクロリポップ
(5)キューレッド
(6)シフォンリトルピンク
(7)ストエカスマーシュウッド
(8)ラベンダーラッフルズ-シュガーベリー
・レース系
(1)レースラベンダー(プテロストエスカラベンダー)ピンク
(2)デンタータラベンダーピンク
(3) レースラベンダーゆづき(白色に淡いピンク色)
【まとめ】
今回は、ピンクの花が咲くラベンダーを調べましたが、実は、まだまだ分化され、無名の種類も多く、これだけではなさそうです。ラベンダーの種類では、ヨーロッパで研究が行われている様ですが、自主交配が簡単にできてしまう様なので、はっきりとした分類表(仮)ができるには、相当な時間が必要だと感じました。また、ラベンダーの色は、もともと紫色を基調とした種類が多く、そのラベンダーの育った環境や見る人によって、多少の違いがあるために、薄くなればなるほど、判断がブレる様にも思いました。現在、ラベンダーの色は、紫色系、ブルー系、ピンク系、白色の順に少ない様に感じました。