現在では、ラベンダーの香りは、知らない人がいないほど有名すぎる香りの1つです。そしてまた、ラベンダーの香りは、1つだと思っている人も少なくないのも事実の様です。実は、ラベンダーの香りには、たくさんの種類があるといわれていて、中には、香りのないラベンダーもあるそうです。これからラベンダーの香りについて、調べます。
【ラベンダー、その特徴と香りの種類】
・ラベンダーは、一般的に目を惹く紫色の花をつける草花だと思っている人が多いそうですが、
本来は「低木」に分類されます。低木ならば、室内では栽培できないと諦めてしまうかも知れま
せんが、鉢植えでも育つので、「土地がなくても栽培することができる」と人気だそうです。
・今やラベンダーは、品種改良や自然交配などで種類は増え続け、未だ、全部を分類し切れてい
ないとも聞いています。そのために、絞り込んだ5つのグループのラベンダーから「よりきれい
な花を咲かせる種類」や「心地良く気分が落ち着ける香りを持つ種類」、「育てやすい種類」など
を選んで、流通させているそうです。
・選ばれたラベンダーの花にはそれぞれに特徴がある様ですが、「育てる選択肢が広がる」、また
は、「収穫後の楽しみ方が広がる」など、栽培者を増やしている様です。
・ラベンダーの好む環境は地植えだといわれ、極端な寒暖がなく、水やりの管理だけしっかりし
ておけば、おおむね枯れることはないといわれる種類が選ばれている様です。
[ラベンダーの香りの特徴]
選ばれたラベンダーは、香りの強さや良さに置いても優秀な5つのグループに含まれている様です。一般的に好まれる香りを挙げてみましょう。
①イングリッシュラベンダー(オカムラサキ、ヒッドコート、ナナ・アルバなど)
・特にイングリッシュ・ベラでは、生花でもドライでも、良く香る様です。
・一般的に香料の原料として使われることが多いといわれています。
・安らぐ香りが特徴だそうです。
②グロッソ(スーパーセビリアンブルー、アルバなど)
・交配した種類ですが、香りはイングリッシュラベンダーよりやや甘いといわれています。
・葉からカンファー臭(樟脳に似たスッとした香り)がする様です。
③フリンジドラベンダー(スーパーサファイアブルー、デンタータラベンダーなど)
・ほのかに漂う甘い香りがする様です。
・カンファー臭(樟脳に似た香り)はしない様です。
④ラベンダー・ストエカスキューレッド(エンジェル、アボンビューなど)
・見た目の可愛らしさに甘い香りがピッタリで、収穫せずに見て楽しむのが一般的だそうです。
・カンファー臭(樟脳に似た香り)が強いといわれています。
【まとめ】
香りが良いと感じていたラベンダーは1つではなく、幾種類もあり、生花でも加工品でも楽しめることが分かりました。また、ラベンダーの香りは、花から漂うものと全体から漂うものがあることも分かりました。1番驚いたのは、「ラベンダーにして、香りがない種類があること」でした。ラベンダーの香りを伝えること、例えば、「カンファー臭」という「樟脳に似たスッとするニオイ」を持つものがあるとしても、人それぞれの感じ方がありますので、ここで伝え切るのは難しいと思いました。