クチナシってどんな花と若い人に聞いても知らない人の方がほとんどなのではないでしょうか?日本料理には欠かすことができずないようです。花といってもクチナシは着色料やボディーソープ、香水、シャンプーなどいろんなものに使用され、人気を集めているようです。そんなクチナシを栗きんとんに使用しているということを知っていましたか?栗きんとんはお正月のお節料理には外せないものですね!栗きんとんにどうしてクチナシの実を使用するのでしょうか?それでは今回は、クチナシの実を栗きんとんにいれるのはどうしてなのかについてご紹介します。
【なぜ栗きんとんにクチナシを入れるの!?】
栗きんとんを漢字で「栗金団」と書くそうです。「金団」という漢字表記には「金の布団」を意味し、金魂や小判になぞらえており、「金運上昇」や「商売繁盛」を意味するため、福食として栗きんとんに入れるようになったそうです。
栗きんとんだけに由来があるのではなく、お節料理に入っている黒豆には「マメに働けますように」、エビなら「エビのように腰が曲がるまで長生きできなすように」などがあるようです。
ただ栗きんとんを入れればいいという訳ではないようです。昔は基本的に五段重を使用していましたが、今では家族の人数がすくなくなったりと変化したことから、三段重が使われるようになったそうです。栗きんとんは「口取り」として蒲鉾などに一緒に甘い料理が中心に入る一番に詰められることが多いようです。きれいに詰めるのも大事ですが、それぞれ意味があるので、せっかく作るのであればちゃんとした意味を理解して、ちゃんとした場所に入れることをおすすめします。
クチナシをそのまま栗きんとんに入れているのではなく、実は茶色の皮で覆われており、それを割ると黄色い実がでてきます。これが栗きんとんに使われ、その他の物に使用されているようです。
【まとめ】
今回は、クチナシの実を栗きんとんに入れるのはなぜなのかについてご紹介しました。栗きんとんにクチナシの実をそのまま入れているのではなく、クチナシの実を割ってその中からでてきた黄色い液を使用しているようです。そのため、栗きんとんは黄色をしているようです。