桔梗は基本的には丈夫な植物と言われています。
ただし、育てていて葉っぱの様子がなんだかおかしいな・・・と思うことがあるならば、もしかしたら病気かもしれません。
今回は桔梗の葉っぱに現れる病気についてご紹介します。
少しでも早めに気がつけば被害を最小限にできますので、参考にしてくださいね。
桔梗の葉っぱに出やすい病気は?
桔梗に出る病気は何種類かありますが、葉に症状が出やすい病気をいくつかあげてみます。
1、モザイク病
別名ウイルス病とも呼ばれます。
その名前の通りで、発病すると新葉に濃淡のまだら模様がモザイクのようになります。
特に春から秋にかけて、晴天日が続くと多く発病するようです。
病気が進行すると株全体が萎縮したりします。
この病気はアブラムシやハダニによって媒介され、一度罹ると治すことが出来ず枯れてしまうことも。
病気自体を防除できる薬剤がないため、アブラムシがつかないように気を付けましょう。
2、葉枯病
初期は葉先から白い小さな病斑が現れ、進行すると大きな病斑になります。
病気の株を放置すると、風等で病原菌が飛散し蔓延するので注意しましょう。
初期であれば殺菌剤(ダコニール1000やトップジンM水和剤)で治るので、早期発見早期治療を。
病斑の境目が黄色く変色するのが特徴で、末期は黒い縁取りの灰褐色になり枯れます。
カビが原因でおこる炭疽病に一種です。
3、うどんこ病
うどんこ病も糸状菌と呼ばれるカビが原因の病気で、初夏から晩秋にかけて増殖します。
葉の表面や茎が、粉を振ったように白くなります。
上の方の新葉よりも、地面に近い古い葉に発生しやすいのが特徴です。
この病気はすぐに腐ったり枯れたりすることはありませんが、放置しておくと被害が広がり、カビのせ いで葉が光合成を出来なくなります。
最終的には黄色く変色、葉の奇形、生育不良が起こり枯れてしまいます。
カビが株全体に広がると防除が難しいため、被害が小さいうちに殺菌剤(ダコニール1000やサンクリスタル乳剤)で対処しましょう。
うどんこ病には農薬以外に、重曹・酢・唐辛子の焼酎漬けなどを薄めてスプレーしても効果があるようです。
病気が見つかる前から予防的にスプレーしてみても良いですよ。
まとめ
桔梗の葉に現れる病気は、放置しておくと広がるだけで良くはならないのですね。
何となくおかしいな・・・と思う初期の段階で、病気の葉を取り除き殺菌剤などで株全体を消毒します。
普段の手入れの中で葉の様子をしっかり観察して、桔梗が元気に過ごせる環境を整えてあげましょう。