チューリップを咲かせる時には球根を買いに行って・・・が一般的だと思いますが、実は、
チューリップは種からでも育てることができることをご存知でしょうか。
種から育てる育て方について、調べてみたいと思います。
チューリップを種から育ててみましょう。上手な育て方とは?
チューリップを種から育てるには、まず、種を手に入れなければなりません。
海外で自生しているチューリップには、花粉を運んでくれる生き物がおりますが、湿度の高い日本ではそれが難しく、わたし達人間の手で受粉させなければなりません。
但し、上手く受粉させることができ、種ができても地面に落ちたままでは、腐ってしまいます。落ちた種は、早めに拾っておきましょう。
では、育て方についてですが、まずは、チューリップの雄しべと雌しべを受粉させましょう。
その受粉に成功したチューリップの種からは、半年ほどすると、糸のようにひょろひょろっとした細長い芽が出てきます。その際、先端に種が付いたままになっておりますが、無理やり引っ張ると傷をつけてしまう恐れがありますので、そのままにしておくのがベストです。
それからまた半年ほど経ちますと、わたし達の親指程度の大きさまで、その後1~2年ほどすれば、3センチ大の大きさの球根に成長します。
このように、種から育てる育て方は、種から長い時間をかけて球根へと段階的に成長させなければなりません。
ちなみに、かかる年月は、3~5年ほどと言われております。
原種チューリップを種から育てた方の経験談を、抜粋して紹介したいと思います。
原種チューリップが咲き終わり、面倒だったので、そのまま放置しておいた。
土に落ちた種が発芽し、土の表面からひょろひょろとした芽が出てきましたが、その芽の先端には、まだ種の殻が付いた状態でした。
その年の秋はそのまま過ごしましたが、翌年春には、少し太い茎が出てその茎には葉が1枚付いておりました。
ようやく3年目にして、チューリップらしい葉が1枚。4年目に初めてつぼみを発見しました。この3年間、気を配ったことは、土に肥料を混ぜ、水をたっぷりとやったことでしょうか。後は、ほとんど手を加えておりません。
まとめ
原種チューリップの種の場合、冬に蒔いた種は翌春に発芽し、そのまま年を越します。翌年春には、少し太い茎が出て、3年目には、チューリップらしい葉が1枚、ようやく4年目に蕾をつける状態になるそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=02jM9SdrNx8
↑こちらは、原種チューリップの動画になります。参考までに。