オランダはどんな国と聞かれれば、ほとんどの方が「風車とチューリップの国」と答えるのではないでしょうか。
オランダは、土地の半分以上が農地であり、農作物の8割を占めるバラやチューリップ、カーネーション等の花々の輸出は、オランダでは重要な産業と言っても過言ではありません。
オランダでチューリップの開花時期に合わせて観光を楽しむには、いつ観光に行けば良いのでしょうか。
オランダのチューリップの開花時期は?
わたし達が住む日本では、チューリップと言えば、3月下旬~5月上旬に咲く春の花として有名ですが、オランダも日本同様、開花時期は3月中旬~5月中旬になります。
赤やピンク、黄色、紫等の色とりどりの本場オランダのチューリップを見たい方は、観光シーズンの4~5月にかけて訪れてみてはいかがでしょうか。
オランダのチューリップを見たい。おすすめの場所は?
オランダでチューリップを見たいおすすめの場所は、世界最大の球根花の公園であるキューケンホフ公園がおすすめです。敷地面積は32ha。東京ドームの7個分にも相当する広い敷地内に、100種・450万本のチューリップが咲き誇る姿は一見の価値ありです。
チューリップほか、バラ、水仙、ヒヤシンス等、700万株の球根は、すべて手作業で植えられているとか。
マルチレベルプランティングなる独自の植え付け法を行っており、開園期間中は連続して3回、花が咲くように調整されているとのことです。
オランダのチューリップの生産量は?
オランダのチューリップ等の球根生産者数は、リーマンショックの煽りを受け、一時減少の傾向にありましたが、中国やブラジル、インド等への販路を拡大したことによってすぐさま回復しました。
結果、1社あたりの球根生産農地は、8ヘクタールから16ヘクタールへと増加しております。
現在の世界におけるオランダ産球根のマーケットシェアは、80%。2013年には、トップのアメリカ合衆国に次ぐ10兆2000億円の輸出を行っております。
まとめ
花は通常太陽が上がると開き、沈むとしぼむ傾向にありますが、チューリップは、気温によって、この開く・しぼむの運動を行います。ちなみに、開く温度は20℃以上、しぼむ温度は10℃以下になります。
これは傾熱性、もしくは傾性運動と呼ばれる働きになりますが、傾熱性とは、温度に反応して発生する運動現象のことです。