バラは育てるのが難しいといわれている花ですが、品種を選んできちんと手入れをしてあげれば大丈夫です。中でもアブラハムダービーは、育てやすいといわれています。
今回はアブラハムダービーの育て方について紹介します。
アブラハムダービーの育て方
アブラハムダービーは1970年代に有名になった比較的新しい品種のバラである、イングリッシュローズの一種です。アブラハムダービーは、フルーティで香り高い香りを楽しめる品種です。
多くの花が日当たりのよい場所を好みますが、アブラハムダービーも同じです。一日の日照時間が3時間以上あり、また、病気の対策として風通しの良いところに植えるようにして下さい。
地植えの場合の水やりは植え付け時以外ほとんど必要ありません。雨による水分で十分です。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水をたっぷりとあげて下さい。水をあげる時間は太陽が昇ってから、できるだけ午前中にしてあげた方がよいです。午後に水やりをすると、植物に負担がかかります。また、夏のように暑い季節は、朝の水だけではバラがお辞儀をしてしまう時のみ、夕方の涼しい時間帯に2度目の水やりをして下さい。
アブラハムダービーは、四季咲きなので、定期的に肥料を与える事が必要です。追肥の場合はバラ用と記載のある肥料を選ぶとよいでしょう。液体肥料は、水で薄めて水やりの要領でやれば、さほど手間もかかりません。
アブラハムダービーの夏の剪定は基本的には行わなくとも問題ありあませんが、込み合っている枝や枯れ枝等で風通しや日当たりが悪くなっている場合には行って下さい。また葉が黒点病などになって少ない時には夏の剪定を行わないようにしましょう。
12月の後半になっても葉が残っているケースがありますが、バラをしっかりと休ませるためにも、葉を全てとって下さい。冬の剪定の1~1.5ケ月前が良いです。冬の剪定時には、枯れ枝や弱々しい枝をとって下さい。その他は仕立てたい状態をイメージしながら剪定するとよいでしょう。
【まとめ】
アブラハムダービーはイングリッシュローズの中でも最も華麗といわれている品種です。イングリッシュローズとは、イギリスのデビット・オースチン氏が作出したバラの系統です。華麗な上に、育てやすいので一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。