その美しい見た目から、長い間人の心をひきつけて離さない花の一つ、バラ。バラと人の歴史は非常に長く、文献として遡ることができる範囲に限っても、なんと紀元前2600年にまで遡ることができるようです。どれほどバラと人間が深く結びついていたのか、ということがそこからも伺えるでしょう。
現代に至っても、その人気は衰えを見せず、今ではプロポーズなどの局面でよく花束を送られることでもよく知られていることでしょう。実は本数によって意味することが変わってくる、ということなどもバラの魅力の一つかもしれません。
さて、そんなバラですが、そんなふうに花束としてもらっても、結局萎れてしまってもったいない、というような経験をしたことがある人が多いのではないでしょうか。そこで今回は、そんなバラの花びらをうまく活用する方法についてご紹介したいと思います。
バラの花びらの活用法その①
まず、バラの花びらの活用法の一つとして、押し花にしたりして、その見た目を楽しむ、というものがあります。
押し花にするのは簡単で、辞書などの間に挟むだけです。それで三ヶ月ほど放置しておくと、綺麗にひらひらな押し花ができます。
それをあとはラミネートして保存しておけば、栞などの形で使うことができるので、いつまでも楽しむことができます。
また、加工すればピアスなどのチャームにすることもできますし、海外のアーティストの中には花びらでドレスアートを作る方などもいるようなので、その見た目を楽しむ幅はかなり広いと言えるのではないでしょうか。
バラの花びらの活用法その②
もう一つが、ドライポプリにするという方法です。ドライポプリというのは、花びらなどをハーブや精油などと混ぜ合わせて作る香りを楽しむためのもので、その見た目と一緒に楽しむことができます。
作り方は簡単です。まずは花びらを10日程度外において乾燥させます。乾燥したら、アロマオイルなどと一緒に袋に入れて、軽く振って全体にオイルを馴染ませます。
それができたら、3週間ほど日の当たらないところにおいて、香りを定着させて、完成です。できたら、好みの容器などに飾って置きましょう。
タオルなどを近くにかけておけばその匂いがほのかにつくので、長く楽しむことができます。
まとめ
花びらの活用法、というとまず押し花などのものが思い浮かびますが、実は他にも楽しみ方があったんですね。もちろん、手軽に作ることができる押し花などは長くその美しさを楽しむことができるので嬉しいものではあるでしょう。
でも、それだけではなくて、部屋で香りを一緒に楽しむことができるドライポプリにすることができるとなると、よりその楽しみ方の幅が広がるように思いますね。