バラが普通の生活の中に溶け込んでどのくらい経つでしょう。今や、誰もがバラの栽培者になれる時代となった様です。本当に、「誰もが・・・」になったのでしょうか、初心者にもバラの栽培ができるのでしょうか、調べてみたいと思います。

バラ 花壇 作り方

【バラの花壇の作り方】

バラの花壇作りは、バラの休眠期である冬が向いているそうです。春にはステキなバラの園になることを期待して、花壇の広さや環境など、細かな計画を立てましょう。1度植え付けをしたバラの移植は、バラにとって大きな負担になるといわれていますので、最低でも数年は移植ができないつもりで行われるのが一般的だそうです。

 

バラの花壇の作り方で1番気を使わなければならないといわれているのが、バラにとっての最適な「場所と環境」の様です。

①花壇(の予定地)を決める:土の状態

花壇を作ろうと決めた土地が、どの様な状態の土地なのかを知る(畑なのか、造成地

なのかなど)

 

②花壇(の予定地)を決める:環境

その花壇には、植えたいバラが好む環境が整っているかどうかを確認する

 

③花壇の形

出来上がった花壇の位置などが、周りとバランスが取れているかを確認する

 

④花壇の浅い部分の整備

地表の雑草取りや小石取などを念入りにして、地表を滑らかにする

 

⑤花壇の深い部分の整備

掘り返している途中にでる土の塊はほぐし、石やゴミは取り除き、できるだけ柔ら

かい土になるまで耕す

 

⑥土作りは念入りにする

 

⑦バラを植え付ける

 

(⑧花壇の囲みを作る)

 [バラの花壇の土]

バラの花壇を作るには、植えるバラに合った環境を整えなければなりません。バラは、「根が命」といわれていますが、それを左右するのが「土」といわれるほど、土作りは大切の様です。土は、①すでにバラのために調合された「バラ専用の土」と、②昔ながらの「栽培者が独自に調合した土」のどちらかを使うのが一般的だそうです。

①バラ専用の土

初心者や時間がないなどの栽培者には、おすすめだといわれています。バラ栽培に

は理想的なバランスで調合された「バラの専用の培養土」で、「栽培者が調合する手間

がない」や「調合の失敗がない」などのメリットがある分、価格は高くなる様ですが、

使用した栽培者の評判は、上々の様です。

 

②栽培者が独自に調合した土

栽培者が独自に調合するため、オリジナル性が高くなります。調合する「土の種類や

土の分量」を自由に変えて変化を見るのもバラ栽培の楽しみと考える栽培者もいる

様です。独自に調合するのは、経験者に多いともいわれています。

 

・赤玉土(中粒):

水はけが良く、バラの栽培には欠かせない「赤玉土」は有名です。粒の大きさも3段

階あり、使い勝手が良いことも栽培者の中では知られている様です。ただし、長く

使っていると形が潰れて粉になり、それが原因で水はけが悪くなってしまう様です。

 

・鹿沼土(赤玉土小粒):

別名は「軽石」で、水はけの良さでは定評がある様です。「雑菌が含まれないこと」、

「潰れにくいこと」など、赤玉土よりも需要が多いという説もある様です。

 

・培養土:

培養土は、栽培者の間では「補助的な役割」で使うという意見が多い様です。あって

もなくても良いと考える栽培者もいる様です。

 

・馬ふんからなる堆肥、牛ふんからなる堆肥:

天然の素材を原料に、発酵や分解を繰り返し作られたバラ栽培のレギュラーといわ

れる堆肥には、バラにとって「良い土」を作る役目がある様です。この2つの堆肥を

比べた場合では、バラにより良い影響を与えると考えられている「馬ふんからなる堆

肥」の方が評判も良い様です。

 

・燻炭(クンタン):

燻し焼きしたもみがら(燻炭)は、水はけと風通しを良くする働きと、善玉菌を増や

し「良い土」へ改良する効果が期待されている様です。また、コガネムシの幼虫除け

にも効果が期待できる様です。

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[バラの植え方と花壇]

①バラの植え方

・花壇の位置が決まっても、バラの配置が決まらなければ、「ただ、そこに植えただけ」

になってしまいます。「約50×50×50(cm)=1株につき、必要とされる大きさ」の穴

がいくつ掘れるかで、植え付けできるバラの株数を決めるそうです。

 

・バラは、「バラの休眠期」といわれる1~2月に行うことで、植え替えによるダメージ

を最小限に抑えることができるといわれています。

 

植え付けが可能な「日当たり、風通し、土」などの環境がすべて整っていることで、元

気なバラを長く楽しむことができるといわれています。

 

・バラ同士に50cm以上の間が取れているかどうかは、日当たりと風通しを左右しま

す。植え付け前にバラを置いてみて、バランスが取れているか、確認する栽培者が

ほとんどの様です。

 

・バラの配置が決まったら、株に合った大きさの穴を掘ります。

 

・底には、水はけを考えてネットなどに入れた小石を置く栽培者もいる様です。

 

・培養土を入れ、薄く土をかぶせ、株を穴に置き、株の周りに培養土を入れ、茎の根元

が山になる様に土を盛り、水をしっかりと与えると、植え付けが完了します。

 

②花壇

バラの花壇は、平面的にも立体的にも作れ、それに必要なパーツ(トレリス、オベリスク、ライト、オーナメントなど)も豊富なため、狭くても広くても見劣りすることはなさそうです。

 

狭い土地でもバラを植え付けることはできるといわれます。大きめの花を咲かせる種類のバラの下に季節の花々を配置し、自分や家族が楽しむことにこだわる栽培者もいれば、バラの茎(蔓)をフェンスなどに這わせ、上に生長させることにより立体感をだすことにこだわる栽培者もいる様です。この様に、バラは必ずしも広い土地が必要という訳でもなく、目的や見せ方によって様々な楽しみ方がある様です。

【まとめ】

バラの花壇を作る時場合は、バラの休眠期を狙って、専用の土を使い、最低限の広さを満たしていれば、あとは栽培者が自由にアレンジできることが分かりました。バラは、以前に比べて、ずっと身近な植物になったと感じました。