ひまわりをよりたくさん育てたい、育てられるスペースがある方には、花壇での育成がおすすめです。ひまわりが定着するまでは大変かもしれませんが、一度定着してしまえば大きな手入れも必要ないので、育て易い植物かと思います。ここでは、花壇でのひまわりの育て方を紹介します。

ひまわり 花壇 植え方 土

ひまわりの花壇への植え方

ひまわりの種を蒔く時、種の尖った方の端を下に挿すと、発芽時がきれいになります。その後、土を被せますが、2~3mm程度種が埋まるのを目安とします。あまり埋め過ぎると、種が酸欠で腐ってしまいます。種蒔きが終われば、水をたっぷりとあげてください。本葉が育つまでは、土の表面を乾かさないように、こまめな水やりが大切です。

続いて、ひまわりが苗になる頃に準備しておきたいものが、支柱です。ひまわりの茎が一度倒れると、曲がって倒れたままになってしまうので、早めの対策が必要となります。苗の小さいうちに行灯仕立てを組んでおくと、それを支えとして茎が真っすぐに生長してくれるため、楽になります。この行灯仕立てとは、花の周りに沿うように数本の支柱を立て、輪にした針金等を何カ所か水平に取り付けたものです。アサガオなどを育てる際に花の周りを覆う、囲いのようなものをイメージされると良いかなと思います。または、支柱を1本にする場合は、生長により茎が太くなることを考えて、ある程度の余裕を持たせて紐でくくっておくと良いでしょう。その際、伸縮性のある紐を使うと、茎が傷つく危険性が解消されます。

生長の最中に、病害虫による被害も懸念されます。アブラムシやグンバイムシなどが付くと、かびたり、葉が枯れて落ちたりしてしまいます。風通しを良くすると害虫の発生は減りますが、効果的なのは薬剤散布です。また、黒点病という、葉に黒い斑点が出来る病気にも注意が必要です。これは、土にマルチングと呼ばれる、土の表面を紙やプラスチックフィルムで覆い、泥はねを防ぐことで防ぐことが出来ます。併せて、連作を避けることで発生を減らすことが出来るようです。

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ひまわりを花壇で育てる際の土について

土は、水捌けが良く、栄養分が多いものがひまわりの栽培に適しています。弱酸性や中性の性質を持っているものが良いようです。基本的には、赤玉土を主体に、腐葉土や堆肥を混ぜて土を作ると良いでしょう。また、草花用の培養土もおすすめします。

【まとめ】

ひまわりを花壇で育てるには、水捌けが良く栄養分の多い土を用意し、種蒔きから定着するまでの水やりが特に大切です。その他ひまわりの生長に合わせて、支柱や病害虫対策を施してあげると良いでしょう。