桜の終わるころ、4月中旬になると、道路沿いの植え込みなどで、ツツジの花が道路沿いに咲き乱れますよね。ボリュームもあり、大変見栄えがします。

このツツジに似ているお花があります。それはサツキですが、2つの違いや見分け方はご存知でしょうか?

今回は、ツツジとサツキの見分け方についてご案内いたします。

つつじ さつき 違い

【 つつじとさつきの違いは?】

見た目がほとんど似ているつつじとさつきですが、新芽が出るのも、サツキとツツジ両方とも同時期で5月です。なので非常に見分けにくいのです。

ツツジかサツキかは、花が咲いたころに、新芽があるかどうかで見分けることができます。

ツツジは、4月に花が咲いた後、5月に新芽が出るのに対して、サツキは5月に新芽出る頃に蕾がつき、その後花が咲くのです。このように、新芽がつく時期が異なるため、花が咲いたころの新芽の様子を見るといいでしょう。

ですが、これだけでは見分けるのがまだ難しいです。

他の違いは、サツキのほうがツツジよりも全体的に小さく、花、葉もツツジに比べて小ぶりです。花の咲く時期や葉の性質によって判別できるものもあるとはいえ、これでも見分けるのは難しいですね。

サツキとツツジは人工交配が可能な種類で、サツキとツツジの両方の性質をもつ、中間的な性質の交配品種が増えていることもあり、品種の特定が難しい花もたくさんあります。

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サツキはツツジと比較すると、花弁がロウ細工のような光沢を持っているのが特徴です。1つの株の中に複数の特徴をもつ花が混在するのも面白い特徴です。単色・絞り咲き・覆輪の花等が混在して一つの株から出てくることは珍しいですね。花の色も豊富で、とても賑やかな花です。

 

花のころに新芽が出ていないのがツツジで、花びらに光沢があり、いろんな形や色をした個体が一つの株から発現するのがサツキ、と判断してよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はサツキとツツジの見分け方についてご紹介いたしました。

こう配種があるため、特徴だけでサツキとツツジを見分けるのは非常に難しいです。図鑑などが手元にあっても、どちらの特徴も出ているものが多いでしょう。

どうしても見分けたい場合は、詳しい人に質問してみるのが確実です。