クレマチス仙人草は、クレマチスの仲間でクレマチスの原種となる花です。庭のフェンスなどにからみつかせるように育てると、余すことなくびっしり花を咲かせて楽しませてくれます。そこで、クレマチスの原種仙人草の特徴を中心にご紹介していきます。

クレマチス 原種 仙人草

【クレマチス原種となる仙人草の特徴とは?】

クレマチス仙人草はクレマチスの原種で、果実にある白い毛を仙人のヒゲに見立てたことが由来となってこの名がついたといわれています。果実そのものが仙人に見えた花だったのかもしれません。クレマチス仙人草の特徴の一つに、暑さにも寒さにも耐性がある性質があげられます。丈夫で夏の暑さにもバテずに可憐で清楚な花をたくさん咲かせてくれます。それでいて寒さにも割と強い性質をもっていて、冬の時期に刈り込みをしっかり行っても、元気よくツルを伸ばしてくれます。そんなところは、クレマチスの原種だけあって環境の適応力は高いので、庭で育てるなら自然に任せて肥料を使わずに育てることも可能です。花の特徴は、8月になると小さい花ですが、4枚の花弁で株を覆うようにして咲かせます。この咲き方は、満開の時期を迎えるととても美しく原種の力強さを感じさせる花です。さらに、クレマチス仙人草は、芳香はとてもよく香りでも楽しむことができます。また、仙人草の名で見ると厳かで静かなイメージがありますが、葉っぱの汁には注意が必要です。クレマチス仙人草の葉っぱには、有毒物質が含まれるという特徴もあります。クレマチス仙人草には、「ウマクワズ(馬食わず)の別名がありますが、これは馬も食べられない有毒成分が含まれる植物という意味でつけられたようです。なので、肌が弱い方だとかぶれを起こしたりただれたりする危険性があります。

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それとは別に、クレマチス仙人草の根を乾燥させて、扁桃腺や扁桃腺からくる発熱などの治療方法の一つとして用いられる場合もあるようです。用いる方法は、非常に簡単でありながら、それでいてとても効果があるといわれています。このように、毒にもなり治療にも使われるという特徴を持つ仙人草は、正に多種多様な性質を持つ原種の花といえます。クレマチス仙人草は、大きな庭なら他の木々にもからみついてたくさん花を咲かせ、他の植物とのコラボでも楽しませてくれます。仙人草の育て方で大切なのは日常的に水を与えて、水を絶やさないようにしてあげます。クレマチスの仙人草は、公園などでも見かけるので育てる前に、まずは自生しているクレマチス仙人草を観察してみてはどうでしょうか。

まとめ

クレマチス仙人草は、その名のイメージ通り丈夫で季節の移り変わりにも対応できる強い花のですね。では、クレマチスの原種、仙人草の特徴をまとめました。

・暑さにも寒さにも耐性があり環境の適応力は高い花

・8月になると小さい花ですが4枚の花弁で株を覆うようにして咲く

・クレマチス仙人草の葉っぱには、有毒物質が含まれる

・扁桃腺や扁桃腺からくる発熱などの治療方法に用いられることも

クレマチス仙人草は、開花以外は目立たなく静かにたたずむ花ですが、開花時期は本領発揮といわんばかりに一面に花を咲かせて驚かせてくれますよ。