日本に自生するクレマチスの原種であるクレマチス仙人草。クレマチス仙人草は、時には、株全体が白く見えるほど多くの花を咲かせてくれることもあり、花の香りと一緒に楽しませてくれる花です。そこで、クレマチス仙人草の育て方や剪定方法を中心にご紹介します。

クレマチス 仙人草 育て方

【クレマチス仙人草の育て方】

クレマチス仙人草を植え付ける場合は、秋か春に植え付けを行います。クレマチス仙人草は、生育が旺盛な為、庭に植えるならフェンスやアーチに絡ませていくと、びっしり見事な花を咲かせてくれます。鉢植えでの育て方は、支柱やトレリスを利用しましょう。クレマチス仙人草は、日当たりが悪いと花つきがよくありません。クレマチス仙人草の育て方で大切なのは、風通しが良くて十分に日が当たる環境で育てるように場所を選ぶことです。そうはいっても、夏の西日が直接長くあたるような場所で育てるのは避けるようにした方が無難です。クレマチス仙人草の育て方は、基本的に日当たりが良い環境が適していますが、午前中だけ日があたる場所でも十分育てることは可能です。これは、鉢植えで育てる場合も同じで、日当たりが良く風通しの良い場所で育て、夏になったら半日陰の環境において、鉢が乾燥しないように十分注意してください。鉢植えの水やりは、鉢の表面が乾いてきたら水やりをたっぷり行ってあげます。庭木でも同じく土が乾いてから水やりを行います。また、クレマチス仙人草に肥料を与える場合は、冬の寒肥を株の周りに与え、鉢植えで育てる場合、暖効性肥料は夏場を除いて定期的に与えていきます。

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【クレマチス仙人草の剪定時期と剪定方法とは?】

クレマチスの育て方には、カットして剪定し全体の形を整えることも必要な作業になります。クレマチスは、種類によって花を咲かせる場所が異なるので、剪定する時期や方法は、種類によって変える必要があります。クレマチス仙人草は、「新枝咲き」の種類の花なので、新枝咲きの剪定時期は秋頃です。春からツルが伸びて夏になるとびっしりと多くの花を咲かせるので、花後の秋に剪定を行います。剪定は10cm~15cm(2~3節)の上あたりでバッサリと思い切って切り落とします。こうすることで、新しいツルが増えるので春から秋にかけてまた花を咲かせてくれます。

まとめ

クレマチス仙人草の葉の液には、有毒成分が含まれています。その為、皮膚が弱い人などはかぶれを起こしてしまうケースもあるようなので剪定する時には十分注意が必要です。では、クレマチス仙人草の育て方と剪定のポイントをまとめました。

□クレマチス仙人草の育て方

・風通しが良くて十分に日が当たる場所で育てる

・夏の西日が長くあたる場所は避ける

・乾いてから水やりを行う

・肥料は、庭木は株の周りに。鉢植えの場合は、夏を除いて定期的に与える

・クレマチス仙人草の剪定時期は、花後の秋頃に行う

・10cm~15cm(2~3節)の上あたりでバッサリと切り落とす

クレマチスは、育てる環境と水やり、正しい剪定を行うことでどんどん成長して長く楽しめますよ。