ダリアは暖かい地方の植物ですが、寒い北海道でもきれいな花を咲かせてくれます。しかし、冬を越すには少し工夫が必要です。
今回は、ダリアを北海道で育て方と球根の保管方法などについて紹介します。
北海道でのダリアの育て方と越冬方法は?
北海道でのダリアの育て方は?
ダリアの植え付け時期は5月中~下旬頃が適しています。北海道は夏も涼しいので、病気は少ないようです。葉に縮れや、黄変が見られた場合は株から抜いた方がよいでしょう。
植え付ける場所はなるべく日当たりのよい場所を選んでください。球根の芽が上になるように植え、支柱の目印になるような棒を立てます。この時に肥料を入れて下さい。土を5cm程かぶせます。芽が大きくなったら風で倒れてしまうのを防ぐために目印の棒を支柱に変えます。
北海道でのダリアの越冬方法は?
北海道で、ダリアを土中で越冬させることはできません。ですから、掘り上げを行います。掘り上げの時期は、晩秋の初霜の時期が適しています。おそくとも11月初旬には、やらなければなりません。
掘り上げ方法は、まず、支柱を抜き、茎を地面付近で切って下さい。茎のまわりを円形に掘り進み、球根の細い根を切りながら、球根自体を傷つけない様に注意しながら、ゆっくりと球根を土の外にだします。この時、球根の首(クラウン)と球根本体が切れないように注意して下さい。
球根数が多い場合は、一株を四つくらいに分けても良いです。その際、やはり球根の首と本体が切れないようにして下さい。
掘りあげた球根は土を軽く土を落とし、新聞紙に包みます。球根を入れた新聞紙は茎の部分でねじって紐などで緩まないようにしておきます。次に緩衝剤を入れた段ボール箱にダリアを入れます。段ボール箱のふたを閉めてそのまま、8~10℃位の部屋に保管しておきます。温度が低いと凍傷になってしまうので注意が必要です。
3月頃に一度状態確認をして、球根にしわが多くよっているようであれば、新聞紙の上から、霧吹きで軽く湿らせてください。春になって出して確認して、白っぽい芽が出ていたらOKです。
【まとめ】
北海道は、霜が降りるのが早く、また土が温まるのが遅いので、ダリアを植える時期や、掘り上げの時期は本州とは違います。また日差しも強い日は多くないので日当たりのよい場所に植えるのが良いようです。