花を育てるにあたり、どうしてもついてくるのが「病気」。生きものはなんでも同じですが、花も同様です。植物によってなりやすい病気というものがありますが、今回は「さび病」について調べてみましょう。

草花や野菜、果樹、庭木など発生しやすい植物たくさんあり、バラもこの中に入ります。大切に育てる為にも知っておきましょう。

バラの病気であるさび病について

バラ 病気 さび病

さび病とは、カビの一種である「さび病菌」に感染して発生する病気です。症状は、葉の表面に病斑が出るものであり植物によって色などが異なります。

黒や白、褐色や淡黄褐色など様々です。病斑の出ている部分はやや盛り上がっており、裏を見ると房状の紋を生じているのがこの病気の特徴でもあります。

表面にある盛り上がりの部分は、やがて薄皮が破れて中からさびのような粉が飛びます。さび病にかかってしまうと、苗の成育が止まってしまうので早期に対処することが必要です。

バラに出る色は黄褐色のようなものです。どんどん広がり、葉っぱ一面この色になってしまうこともあります。症状が見られた部分はすぐに切り落とし、薬剤を撒くようにしてください。

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発生しやすい時期は、4〜11月頃の梅雨や秋を含む時期であり、湿気のある場所で増殖し発症します。
この病原菌の多くは湿気の多い時期に特に見られ、別の特定の植物にまずは寄生しており、その後飛び散った胞子が近くの植物にかかり、湿気の多い場所で増殖すると発症します。

バラのさび病の薬剤

症状が見られる部分は早急に取り払い、薬剤を撒きます。予防や対処薬剤など様々なものが市販されています。出来るだけ早めの処置が必要なので、毎日の観察を怠らず葉も確認してください。発病初期に葉の裏にかかるよう薬剤を丁寧に散布すれば効果を得ることも出来安心です。

まとめ

このさび病は見た目も酷く、葉が変形したり枯れてしまうこともあります。そのため、見つけたら迷わず切り落としそれ以上の被害を受けないようにすることが肝心です。せっかく育てたバラ、綺麗に咲く期間は少しでも長く鑑賞出来るよう見てあげてくださいね。