多肉植物のカランコエを育てているけれど、1株じゃ何だか物足りなくて、手軽に増やせる方法はないだろうか?
もし、あなたがそんな風にお考えなら、是非、「挿し木」という方法を試してみて下さい!
実はカランコエって、簡単に増やせる植物なんです。
【多肉植物のカランコエを挿し木によって増やそう!】
カランコエを増やす方法には、主に3つあるのですが、(「挿し木」「葉挿し」「株分け」の3種類)ここでは枝を使った増やし方について紹介したいと思います。
まず、挿し木をするのに適した時期なのですが、成長が盛んな春(5月前後)or秋(9月頃)がお勧めです。
この時期はちょうど剪定を行う時期とも被っていますので、切った枝をそのまま挿し木に利用するとよいでしょう。
先端から10cm前後のところで切った枝を用意し、上部の葉2~3枚だけを残して、残りは全て取り除きます。(根が生えるよう十分な栄養を行き渡らせるため。)
ここで、すぐに土に枝を植えることはせず、2~3日少し明るい日陰(窓際から少し離れた室内や木陰など)で切り口を乾燥させましょう。
腐敗や、雑菌の繁殖を防ぎます。十分に乾燥したら、たっぷりと水を含ませた新しい土に、割りばしなどで穴を開け、準備した枝を挿します。
土が乾かないように少し明るい日陰で管理し、土がさらさらに乾いたら、都度水やりをします。
1カ月ほどで根が出てきて、半年もする頃には立派に根付いているでしょう!
【超簡単!水を使ったカランコエの挿し木方法】
また、最初から土に植えず、根が出るまで水につけて管理するという方法もあります。
切った枝より少し大きめの透明な容器を準備し、中に半分だけ水を入れます。
容器の上部に目の大きな網を乗せ、枝の切り口だけが水に浸かるように立てます。枝の呼吸により、水の中の酸素は徐々に失われるため、2日に1度は水替えをしましょう。
明るい日陰で1週間ほど管理すると、根が出始めますので、発芽後1か月程経ったら湿った土に植え替えましょう。
あとは、最初から土に挿した時と同じように、乾いたら水を足してあげるだけです。
この方法は、水替えの手間はかかりますが、上記の土で根を生やす方法よりも、失敗は少ないです。
【まとめ】
せっかく大切に育ててきたカランコエなのだから、1日でも長く一緒にいられた方が嬉しいですよね!
剪定する度に仲間が増えると考えたら、切るのも苦ではなくなりそうです。
多肉植物用の培養土なんかも売られているので、新しい仲間の為に、少し奮発した土を買ってみるのも良いかもしれませんね!