少しぷっくりとした、ギザギザの葉っぱが特徴的な多肉植物のミロッティーですが、その可愛らしさと育てやすさで、多くの人に愛されています。

葉の表面には、短い産毛のようなものが生えており、触るとふさふさとして気持ち良いです。

 

今回は、そんなミロッティーの特徴と増やし方のコツを紹介したいと思います。

カランコエ ミロッティー 葉挿し

【カランコエ属ミロッティーは、葉挿しで増やせるの?】

ミロッティーはその葉の表面に毛が生えていることから、寒さに強いと思われがちですが、実は逆なんです。

どちらかというと暑さに強い植物で、5度以下の寒さになると弱って枯れてしまいます。(生育温度は18~23度。)

主にアフリカを中心に自生しているようなので、夏の日差しには強いです。

けれども、日の当て過ぎは葉焼けの原因となってしまうので、カーテン越しに日光浴させてあげると良いでしょう。

冬は室内で管理するのが基本です。特に霜にあたると一気に弱ってしまうので、万全の注意が必要です。

鉢の中が乾いたら、その都度たっぷりと水を与えましょう。

1年を通して、少し乾かし気味に育てると良いそうです。土は他の多肉植物と同じように、水はけの良いものを選ぶようにしましょう。

同時に、通気性の良い場所で管理すると元気に育ちます。

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ミロッティーの増やし方は主に2つあって、「挿し木」か「葉挿し」で増やせます。

「挿し木」の方が増やしやすいという意見が多いようですが、もちろん「葉挿し」でも増やせます。

葉挿しによって増やしたい場合は、比較的暖かい時期に行うと良いでしょう。

大きな葉っぱの方が、水分を多く含んでおり、根も良く育ちます。

湿気には特に弱いので、梅雨時期は避けるようにしましょう。

 

また、水やりを行う際は、なるべく葉に当てず、土の表面を濡らす程度にとどめましょう。(表面に生えた毛に水がかかると、弱ってしまう場合があります。)

冬になって自然と落ちた葉でも、葉挿しによって再生したという例があるので、環境さえ整えば、根を生やすことは可能です。

その場合は温度管理をきっちり行い、水のあげ過ぎには細心の注意を払う必要があります。

また、根が生えるまでしばらくの間は、風通しの良い日陰で育ててあげましょう。

【まとめ】

ミロッティーは冬の寒さにさえ気をつければ、比較的育てやすい多肉植物です。

春になれば小さな可愛らしいピンク色の花を咲かせるので、育てがいもあるでしょう。

ミロッティーと一緒になって、寒い冬を乗り切りましょう!