アメリカンブルーは寒さに弱いため、本当は多年草であるにもかかわらず、一年草扱いされるほどです。しかし室内で慎重に管理を続けたら、春になると株も復活します。
鉢植えのアメリカンブルーの冬越し
鉢植えのアメリカンブルーは、好きな場所に移動させることができます。
このメリットを生かして、アメリカンブルーが苦手な冬の間だけ、鉢ごと室内の日当たりの良い場所に移動させましょう。
いくら暖かくても、暖房の風が直接当たる場所に置くのは避けて下さい。また窓際は日当たりがいくら良くても、夜間は外の冷気が窓ガラス越しに直接伝わってくるので注意するべきです。厚地のカーテンで冷気をしっかりと防ぐか、夜間だけアメリカンブルーの鉢を部屋の中央に持ってくるようにしましょう。
室内で越冬中のアメリカンブルーへの水やりは、控えめにするように気を付けましょう。株の状態が弱々しくても肥料を与えるのは良くありません。
冬期のアメリカンブルーは根が休眠状態になっているので、過剰な水分や肥料分は返って逆効果になります。
アメリカンブルーを室内に取り込む際には、株の負担を減らすためにも全体を2分の1ぐらいまで切り戻しておくようにしましょう。
このとき、切り落としたアメリカンブルーの枝から枝を何本か切り取って、育苗ポットに挿し木にするのも良い考えです。挿し木はそのまま室内で管理して、春になったら鉢などに植え付けます。
冬の間はじっと待つだけです。万が一株の調子がおかしくなって、葉が茶色に変わったりポロポロと落ちたとしても、春になったら元気を取り戻して、新しい芽が芽吹くかもしれません。様子がおかしいと安直に株を捨てたりしないで、しばらく調子をみてやってください。
【まとめ】
アメリカンブルーの鉢植えの冬越しの方法は、以上のとおりです。
春になってアメリカンブルーの鉢から新芽がのぞいたら、再び外気のもとに鉢を出します。
冬越しに成功した株は、根が鉢の中でパンパンに張っているはずです。
だから株をそのままにしておくのではなく、ひとまわり大きな鉢に植え替えるようにして下さい。