スイートピーを自分で育てていく場合は、4月~6月に花をつける品種のスイートピーがよく用いられます。スイートピーをうまく咲かせたら、種を採集することでまた新たに花を咲かすことができます。
そこで、スイートピーの種の採集方法と、採集する時期についてご紹介します。
スイートピーの種の採集方法は?
スイートピーの花が咲き終わると、サヤエンドウのように大きなサヤが作られます。スイートピーの種はわかりやすく、この大きなサヤの中にたくさん作られます。
種の採集方法は、簡単でサヤを開いて中からスイートピーの種を採集するだけです。種は、サヤから飛び出してスイートピーを咲かせたところに落ちることもあります。
種は、出来る限り風通しの良い場所で保管して次の秋にまきます。ただ、スイートピーの種は、品種によっては、種がつきにくい品種もあります。
スイートピーの種の採集時期は?
スイートピーの種の採集時期は、種が入っているサヤの色が茶色に変わった時期です。このタイミングが種の採集時期です。
まだ緑色の種は、若くて採集するには時期が早過ぎます。種は、熟している状態の種でない場合は、緑色がかったような色をしています。
もし、緑色の種を採集した場合、そのまま乾かしておけば茶色になります。このような熟していない種を採集してしまうと、発芽率も良くないのではないかと思われがちですが、そうとは限りません。
熟していない緑色の種を採集しても発芽することもあります。基本は、サヤが茶色になって熟すまで待った方がいいですが、熟していない種なら、サヤから取り出してしばらく乾かして茶色にさせてみましょう。
ただし、種ができる前に、枯れたスイートピーの花を摘んだほうが、スイートピーの花を長く咲かせて楽しむことはできます。
反対に、枯れた花を摘まずに種をつけさせてしまうと、その分株の老化が早まることになります。花を長期間楽しむなら、花は小まめに摘み取った方がいいです。
ポイントとしては、種を採集する目的なら、序盤に花を摘んで、終盤になったら種を採集するのがいいかもしれません。
こうすることでスイートピーを長く楽しめて、次の年の種もしっかり採集できます。また、スイートピーは、寒さには弱いので採集した種をまく時期にも注意しましょう。
スイートピーの花の種類が春先の品種なら、種をまく時期は9月下旬~10月中旬、夏咲きの品種のスイートピーなら10月中旬頃~11月にまきます。
初霜の降る前までに種まきは終えておくのがポイントです。
まとめ
スイートピーの種の採集方法は簡単ですが、サヤの色が茶色に変わるまで辛抱強く待ちましょう。では、この記事のポイントをまとめました。
□スイートピーの種の採集方法
・スイートピーの種は、サヤから取り出す
・花の下に種が落ちていることもある
・種は、風通しの良い場所で保管する
□スイートピーの種の採集時期
・種の採集は、サヤの色が茶色に変わった時期
・緑色の種は、サヤから取り出してしばらく乾燥させると茶色になる
・枯れた花を摘まずに種を付けると老化が早まる
・種を採集する目的なら、序盤に花を摘み、終盤で採集する
・種をまく時期:春先の品種→9月下旬~10月中旬、夏咲きの品種→10月中旬頃~11月
スイートピーの栽培に慣れたら、種を採集してもっとスイートピーを増やして楽しみましょう。