カタクリは早春の時期に他の植物よりも一足先に、花を咲かせてくれる植物です。そんなカタクリの花言葉をご存知でしょうか?
花言葉とはその植物の姿や来歴から意味をつけたものです。カタクリの花にも勿論つけられているのですが、その中には控えめで可憐な見た目からは少し想像できないような花言葉もあります。
今回はそんなカタクリの花言葉と由来をご紹介していきたいと思います。
カタクリの花言葉の由来とは?
カタクリの花言葉は様々なものがありますが、中でもよく挙げられているのは「初恋」や「寂しさに耐える」「嫉妬」です。どれも少し寂しげだったりネガティブなイメージのある言葉ですが、一体どんな由来でこの意味が付けられたのでしょうか。
「初恋」という花言葉はカタクリの咲き方に由来しています。カタクリは他の花と異なり下を向いて俯くように花を咲かせます。その健気でいじらしい様子が初めての恋の様子と重なったため、初恋と付けられました。
「寂しさに耐える」については、カタクリの咲くまでの過程が由来です。カタクリは種や球根から育ちますが、すぐに花を咲かせるわけではありません。約7~8年を土の中で過ごし、その後ようやく花をつけます。長い間一人土の中で過ごしている様子がこの花言葉の由来になりました。
少し怖い?カタクリの花言葉「嫉妬」の由来って?
最後の花言葉は「嫉妬」です。上記で解説した花言葉たちはどれも健気であったり寂しいイメージでしたが、この嫉妬というワードは少し怖い印象がありますよね。
嫉妬という花言葉の由来はカタクリの花そのものにあります。「初恋」の花言葉の際にご紹介した通り、カタクリの花は俯いて花を咲かせます。その先が尖った花びらたちを嫉妬の炎に見立ててこの花言葉が付けられました。
【まとめ】
カタクリの花言葉は健気なものから少し怖い由来まで、様々なものがありました。どれもカタクリの花そのものが由来となっているので、春の時期にカタクリの花を見る機会があったら、じっくりと観察してみると良いかもしれませんね。