透明なガラス器の中でまっすぐに伸びた白い根と、香りのいい花に癒されるヒヤシンスの水栽培ですが、ちょっとした約束を守らないときれいに根が伸びなかったり、花がいびつに咲いたりします。
どんなお約束があるのでしょうか。
見てみましょう。
ヒヤシンスの根が伸びてこない!?
初めての水栽培などで球根の底に縮れたように生えている根を経験した人は多いと思います。
水だけで簡単に育成できる水栽培ですが、自然の摂理を考えないとチリチリの根っこになったりします。
これは根は暗いところで伸びていくことを忘れているからです。
球根の底すれすれに水を入れたら、周りは段ボールや厚い黒い布で覆ってください。
できれば暖かいところではなく、冬なら玄関先や廊下などの寒いところに置くのがいいでしょう。
ヒヤシンスは冬の寒さを経験しないと成長しません。
少し根が出始めたら、水は根の先ほどに減らします。
いつまでも球根の底に水をつけていると球根が腐ってしまいます。
まっすぐ伸びた根は明るいところに置いても大丈夫です
しっかり根が出そろうと明るいところに出しても大丈夫です。
後から生えてきた根も水を求めてまっすぐに伸びてきます。
暖かい場所に置いて、今度は花が咲くのを楽しみにしてください。
ツボミが付くときも温度管理は必要です
根も伸びたことだし、きれいな花を早く見たいとばかりガンガンと暑い部屋に置いたり、直射日光を浴びせるのも考え物です。
あまりに暖かいと今度は花茎が徒長したり、伸びなかったりします。
ヒヤシンスの花は重さがあるので柔らかい茎では支えきれず、花茎が曲がってしまうのです。また花茎が伸びないと葉のすぐ上で花が咲いて小さな花が押し合いになっていたりします。
柔らかな気温で育ててやりましょう。
【まとめ】
とても簡単な水栽培ですが、ちょっとしたコツと日々の管理で長くきれいな花を楽しむことが出来ます。
また、固いツボミの頃にプレゼントしてあげると、喜んでもらえることもあります。
小学生の頃、水栽培に失敗したことがあるのならチャンスです。
今度はみんながうらやむような、美しい花を咲かせましょう。