カタバミはヨーロッパでは「ハレルヤ」とも呼ばれます。この言葉は、キリスト教における神をたたえる言葉ですが、なぜ、雑草ともいわれるカタバミがそう呼ばれるのでしょう。それはキリストの復活祭の時期に花が咲き出すから、そう呼ばれるようになったのだそうです。
学名のオキザリスという名前を持った、園芸用のカタバミは、美しい花を咲かせるカタバミで、それは目を引く美しさです。道端に咲くカタバミは、雑草とも呼ばれる事もあり、咲いていることすら気にもとめません。
しかし、カタバミにとっては、雑草か園芸用など人間が勝手に決めた事なのです。園芸用、雑草、どちらの花も、カタバミの花に相違なく、それぞれに美しい色をもつ花を咲かせます。
どちらも「ハレルヤ」なのです。そんなカタバミの花の色についてご説明いたします。
カタバミの花の色
オキザリスは800~850種類が世界に分布していますが、日本にはミヤマカタバミ等6種類のカタバミが自生し、7種類の外来帰化植物となっています。
日本で見ることが出来る主なカタバミ・オキザリスの種類と色をご紹介いたします。
・ミヤマカタバミ 黄色
・コミヤマカタバミ 白
・オッタチカタバミ 黄色
・ムラサキカタバミ ピンク
・オキザリス・グレートボービー ピンク
・オキザリス・ボーウィー(ハナカタバミ)濃いピンク色
・オキザリス・ベルシコロル(オキザリス・バーシカラー) 白赤混色
・オキザリス・ロバータ 濃い黄色
・オキザリス・プルプレア(フヨウカタバミ)赤、紫、白色
・オキザリス・ヒルタ 濃いピンク
・オキザリス・ペンタフィラ 淡いピンク
・オキザリス・ペスカプラエ(オオキバナカタバミ)黄色
・オキザリス・セルヌア 黄色
・スプリング・チャーム ピンク オレンジ 黄色
・オキザリス・テトラフィラ(デッペイ)濃いオレンジ
・オキザリス・トリアングラリス 白
・オキザリス・アーティキュラータ(イモカタバミ) ピンク
・パルマ 白
・オキザリス・レグネリー 白 ピンク
まとめ
カタバミや園芸用に飼育されるオキザリスと呼ぶカタバミの花の色は、大きく分けて、黄、白、紫、オレンジ、いずれかの複食に分類されます。
それぞれ花の咲く時期が違いますので、別の品種を植えれば一年中花を見ることが出来ます。しかし、植える場所には注意して下さい。カタバミは種を1m先にまでとばす植物です。
十分に注意しないと大変な事になってしまいます。