パンジーの花を長持ちさせる方法は、切り戻しと摘心の2種類があります。どちらも花付きを良くするために切るのですが、切り戻しの方法を間違うと花が咲かないので切り戻しの際に注意すべきポイントをご紹介しています。
切り戻しは風通しを良くするためや新しい花をつけるために成長して伸びたものを切るという作業で、摘心とは余分な芽を摘んで後々新芽を多くつけさせるために株元から出ている茎を切る作業です。
パンジーの切り戻しや摘心の方法について
正しい切り戻しや摘心の方法についてご紹介しましょう。パンジーの摘心は、しおれた花を摘み取ることです。摘心の方法は葉っぱの少し上の茎を切ります。
切り戻しの方法は、まず新芽を見つけることからです。新芽は葉っぱの付け根部分が少し膨らんでいる場所にあります。
パンジーの切り戻しをする位置は草丈の1/2から1/3を残したその上にある新芽の上で切ることです。もし、新芽の下で切ってしまうと芽ごと切り落としたことになるので花が咲かないのです。
しかしボリュームがある株の場合は思い切って切ってもいいでしょう。
パンジーの切り戻しはいつまでにやるの?
パンジーは15度以下で順調に生育します、まず冬に摘心を行って脇芽を出しましょう。その後、春になり15度を超えると株に元気がなくなりだんだん徒長してきます。
20度を超えても株をそのままにしておくと蒸れが原因で枯れてしまいます。それを予防するためにも3月には蒸れ防止のための切り戻しを行いましょう。
少しくらい切っても葉っぱや茎が増えるだけでは蒸れの防止にはならないので、ざっくりと切り戻しましょう。目安は1/3から1/2ほどです。
また、パンジーの花をできるだけ長く楽しみたい方は6月頃までこまめに切り戻しをすれば7月にも花を咲かせることができるかもしれません。
というのも基本的にパンジーが咲くのは5月迄が限度ということを頭に入れておきましょう。
まとめ
パンジーの切り戻しについてご紹介しました。パンジーはしっかりした株に成長させるために冬に摘心をすること、春は蒸れを予防するために3月頃に切り戻しをすることと季節によって目的が違うのです。
パンジーの摘心は株が幼いうちに、切り戻しを行う時期は、株が成長した3月頃に行います。