紅花はどんな植物なのか知っていますか?
キク科ベニバナ属に分類される植物で主に山形県で栽培されていますが、自宅で簡単に育てることができるようです。
屋外だけでなく室内でも育てることができるようです。
色鮮やかで咲き始めは黄色なのに生長すると紅色になるので成長過程を楽しめるのもいいかもしれませんね!
そんな紅花の染料は作ることができるのでしょうか?
それでは今回は、紅花の染料の作り方についてご紹介します!
簡単にできる紅花の染料の作り方は?
3月~4月くらいに種まきを行います。背丈が1mくらいになると花が咲き始め、最初は黄色、オレンジ色、紅色へと変化していきます。染めに使うベストなタイミングは紅色になりかけたころのようです。それでは、染料の作り方の手順についてご紹介します。
- 紅花の花びらを摘みます。
- 水でよく洗います。
- 水を軽く絞りビニール袋に入れて密封します。
- 一昼夜のうちに取り出しすり鉢でつぶします。
- つぶした花びらを固く絞って銭状にし、1週間から10日ほど風通しの良い日陰に置き乾燥させます。この銭状にした紅花のことを紅餅といいます。
- 紅餅を木綿の袋に入れて一昼夜水出しをします。
- 一昼夜が過ぎると水が黄色くなり、これが染料となるようです。
- もう一度水を取り替えて、5時間ほど漬け込み揉みだして染料を絞りだします。この作業を1日3回繰り返します。
- 黄色い液ができなくなるまで約1週間⑧の工程を行います。
- 薬局に売っている炭酸カリの8%溶液を作り木綿の袋に入っている紅花をそのまま漬け込みます。
- 10分たったら揉みだし、30分後に絞ります。
- 新しい炭酸カリ8%溶液に⑪の工程を繰り返して行います。
- ⑫の工程をもう一度行い全部で3回炭酸カリ8%溶液を作ります。
- 3回作った液を合わせて紅染めの染料となります。
- 染めたい布の水につけて軽く絞ります。
- この布を作った染料の中に浸して染めます。
- 5分経ったら、薬局に売られているクエン酸10%溶液を湯飲み茶わん1杯分作り、布を取り出して少しずつ液を入れてまた浸します。
- ⑰を液がなくなるまで繰り返し行います。
- つけっぱなしにするとムラができてしまうので、時々動かして染めます。
- 赤色の液が黄色に変わってきたら漬けていた布を取り出します。
- 新しくクエン酸10%溶液を布が浸るくらいの量作り、10分間漬け込みます。
- 布を取り出し水で軽く洗い陰干しして完成です。
まとめ
今回は、紅花の染料の作り方についてご紹介しました。
染料をつくるのって難しいと思っていた人も多いかもしれませんが、家でも作れるということにびっくりですね!
家で作れるなら染めたい布に簡単にいつでもできるので作り方を覚えたいですね!
紅花は初心者でも簡単に育てることができる植物のようです!
紅花を育てて染料まで行ったら達成感もあり楽しいかもしれませんね!