花壇やプランターで手軽に植えることができ、世話も簡単な水仙。ガーデニングは初めてで心配・・・という方でも失敗が少なく、おすすめの植物です。
ところで、「水仙は一度植えたら植えっぱなしでも大丈夫」という話を聞いたことはありませか?ガーデニングでは植え替えは多くの植物にとって必要な作業ですが、水仙にはその作業がいらい、というのです。でも、本当に水仙の球根は植え替えをしないでも大丈夫なのでしょうか。
水仙の球根は植えっぱなしでOK!
結論から言うと、水仙の球根は植えっぱなしにしていても問題ありません。ただし、限度はあります。
植えてから最初の1~2年は、基本的なお世話さえしてあげれば、植えたままの状態でも大丈夫です。3年ほど経って、葉が完全に枯れたら、手を入れてあげましょう。
土の中の球根を掘り起こし、このとき、元々の球根の周りに小さな球根がついていたら、手で割って分けてあげます。
この小さな球根をつけたままにしておくと、元々の球根の成長のさまたげになり、花をつけるための栄養が十分に蓄えられなくなってしまい、葉は茂っているのに花が咲かなくなることがあるためです。
掘り起こした球根は、秋になるまで保管しておき、10月ごろに改めて植えなおします。その際、球根と球根の間隔は十分開けておいてあげましょう。これも、球根が密集して成長をさまたげるのを防ぐためです。
3年に1度ほどの間隔でこの作業を繰り返せば、水仙は元気に育ってくれます。新しくできた小さな球根も、時間をかけて育ててあげれば立派に花を咲かせるので、増やすことも難しくありません。
水仙は、あまり手間をかけることなく、長く楽しめる花なのです。
まとめ
水仙は1~2年植えっぱなしにしていても問題なく成長し、地上の葉が枯れてしまっても土の中で栄養分を蓄え、初春になるとまた花を咲かせます。
さすがに何年も植えっぱなしにしていると株が混み合って成長しづらくなりますが、その時になったら植え替えをおこなってあげれば、引き続き成長を続けてくれます。