春先にかけて可憐な花を咲かせる水仙。見た目からは想像できないほど丈夫で育てやすく、初心者ガーデナーさんにも人気の花です。球根からも苗からも植えることができ、どちらの方法でもとても簡単。基本的なことさえ押さえておけば、手間もほとんどかかりません。
今回は、水仙の植え方について、植える時期や植え方などのポイントを含めてお話ししていきたいと思います。
水仙の植え方と植えるのに適した時期
水仙を植えるのに最適な時期は、9月から11月の間です。あまり遅くなると、土の中で十分に根を張ることができず、発育が悪くなってしまうので、遅くとも11月には植えてしまうのが無難です。
また、ニホンスイセンの場合は開花が早く、11月ごろから咲き始めるので、10月上旬ごろには植え終わるようにしましょう。
水仙は水はけがよく、日当たりのよい場所を好みます。植える場所に粘土質の土が多い場合は、腐葉土や軽石、パーライトなどを混ぜ込んで水はけをよくしておきましょう。
また、このときに緩効性の肥料を土に混ぜこんでおくと、水仙の成長を助けてくれます。
球根を植えるときは、球根同士の間隔を15cm~20cmほどあけて、深さ10cmほどの穴を掘り、そこに球根を植えつけていきます。
土をかぶせたら上から水をかけ、土が乾いたら適宜水やりをするようにしましょう。あまり頻繁に水をやりすぎると根腐れするので、やや乾燥気味ぐらいのつもりで大丈夫です。
鉢植えにする場合は、深めの鉢を用意し、赤玉土と腐葉土を7対3ほどの比率で混ぜた土か、市販の園芸用土を入れていきます。
鉢植えの場合も球根同士の間隔をできるだけあけ、球根の頭が少し土から出る程度の深さに植え、日当たりのよい場所に置いてください。水やりは地植えの場合と同様にします。
苗で購入した場合も基本は同じです。ポットから苗を出し、すでに出ている根がのびのび育つように根をほぐし、苗同士の間隔を15cm~20cmほどあけて植えてください。
まとめ
水仙の植え方について解説しました。大事なポイントだけ押さえて植えつけをし、適度に水やりをしていれば、あとは特に難しいことはありません。
ご自宅の環境に合わせてお好みのスタイルで植え、開花の時期を楽しみに待ちましょう。