日本原産のツツジは古くから日本人に親しまれている花の1つです。そのため、4月~5月の日差しが穏やかで過ごしやすい時期に日本の各所で咲き誇っています。ツツジは年中、葉っぱを付ける常緑性の花でヤマツツジといいます。ヤマツツジ・キシツツジ・モチツツジなどが自生しています。ツツジは古くから品種改良され、江戸時代の中頃に現在でも栽培されている本霧島・白琉球・大紫などが作り出されました。ツツジが満開になると、一面、ツツジ色に染まりとても綺麗で全国各地でツツジに関するイベントが開催されています。ツツジの花は、九州各地でも、楽しむことができます。九州での見頃はいつ頃なのでしょうか。また名所とはいったいどこにあるのでしょうか。

ツツジ 見頃 九州

九州でのツツジの見頃はいつ!?

九州に咲くツツジは「ミヤマキリシマ」と呼ばれるツツジが咲きます。このミヤマキリシマは天然記念物に指定されています。九州の高原に自生していて約50センチの低木です。花の色もさまざまで、よく見かけられる紫紅色や、桃色、薄紅色などがあります。このミヤマキリシマツツジが満開になると山全体がピンク色に染まり、その景色はとても綺麗で多くの観光客が訪れます。ミヤマキリシマツツジの見頃は、5月から6月中旬にかけて満開になります。

九州のツツジの名所とは!?

長崎県のツツジの名所は、佐世保市にある長串山公園です。長串山公園は、標高が234mの長串山の中腹にある公園です。九十九島が眼下に見ることができ景色の良い公園です。公園には、クルメツツジが約30種類、ヒラドツツジが約15種類あり、全体で10万本のツツジを見ることができます。一般的なツツジの色からオレンジ色やマーブル色をしtツツジが長串山の日当たりの良い斜面を彩ります。鹿児島県の名所は垂水市にある高峠つつじヶ丘公園です。標高722mの高いところにある公園で、360度の絶景も楽しむことができます。公園には、100種類10万本を超える多くのサタツツジが咲いています。峠一帯がピンク色に染まり、美しい景色を楽しむことができます。また、満開の時期には「高峠・春のツツジ祭り」が開催されます。宮崎県の名所は2か所あります。1つは延岡市にある、鏡山です。鏡山はパラグライダーなどのスカイスポーツの聖地です。山頂付近は645mあり開花シーズンになると約1万本のツツジが咲き誇ります。2つ目は西臼杵郡日之影町にある天神山つつじ公園です。地元の方が5000本の苗木を寄贈したことが始まりと言われています。日之影町の花のスポットであり、広大な敷地にクルメツツジやヒラドツツジが約18000本植えられています。開花期間中は、ライトアップも行われツツジが夜も楽しむことができます。

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九州のツツジの開花情報。

九州でも地域によって開花時期が少し違ってきます。長串山公園の見頃は、4月上旬から5月上旬です。高峠つつじヶ丘公園の見頃は4月中旬から5月中旬です。鏡山は4月下旬から5月中旬です。天神山つつじ公園は4月中旬から5月中旬になります。

【まとめ】

全国各地で見ることができ、街や公園などの身近な場所でも美しく咲くツツジは、九州地方ではオレンジ色や真っ白など花の色のバリエーションも多くあります。また、咲く地域や標高の高い場所などの違いで開花時期が違ってくるので、ツツジを長く楽しむことができます。また海と山とツツジのコラボレーションを楽しめる名所が多くあります。