豊富にたくさんの花を咲かせるクレマチスは、愛好家も多く人気のあるお花です。クレマチスには、品種がたくさん存在しますが、今回は、人気のあるクレマチスビエネッタにスポットをあてて、クレマチスビエネッタの育て方と、挿し木と剪定方法について詳しくご紹介していきます。
【クレマチスビエッタの育て方】
まず、クレマチスは、花のつけ方によって3つの種類に分けられています。それが「旧枝咲き」・「新枝咲き」・「新旧枝咲き」です。それぞれ種類によって特徴や苗植えの時期が少し異なります。クレマチスビエネッタは、新枝咲きの種類で、新しく生育したツルでないと花を咲かせない種類です。苗植えは1~3月で春になると新しい芽が生育し、夏には多くの花を咲かせます。そんなクレマチスビエネッタの育て方は、1年を通して日光が良くあたり、風通しがいい戸外で育てる環境が適しています。ただし、真夏の直射日光を嫌うので、夏になったら半日陰か北向きの場所で育てるか、8月から9月は午前中のみ日の光をあて、午後は日差しを遮る場所で育てるなどの工夫をしましょう。夏に見事に花を咲かせても、強い日光を避けるように育てていくのも育て方のポイントです。また、クレマチスビエネッタの育て方で大切な水やりは、土の表面が乾いたことを目安にして、鉢底から水がたくさん流れ出るくらいに与えてください。
【クレマチスビエネッタの挿し木方法は?】
クレマチスビエネッタを増やすなら、挿し木で増やすのがもっとも簡単な方法です。挿し木は、土に根が生えたツルを苗として育てていく方法です。挿し木を切り取る場合は、ツルの固い部分を10~15cmほど鋭い刃物で切るようにしてください。力を入れないと切れない刃物ではツルをつぶしてしまうので注意しましょう。先端についている2、3枚の葉っぱは残して後は切り落とします。切り口を発根剤につけて、その後に土の中に割りばしを使って穴を空けますが、5~8cmほどの穴を空けて挿し木をする場所を深く作ります。あとはツルを穴にうめてたっぷり水を与えます。
【クレマチスビエネッタの剪定方法とは?】
クレマチスビエネッタは、新枝咲きの種類なので剪定方法は、枝の根元から10~15cmほど残して思い切ってばっさりと切ります。新枝咲きの種類のクレマチスの剪定時期は、花が咲き終わった5月~8月が適しています。全体の7~8割ほどの花が咲き終わったら切り落として形を整えます。このように剪定することで、新しいツルが生育していくので春から秋にかけてたくさんの花を咲かせてくれますよ。また、剪定すると同時に肥料を行ってください。
まとめ
クレマチスは、高温多湿は苦手な花なので、日光が当たり風通しが良い場所で育てることが大切です。では、クレマチスビエネッタの育て方と挿し木と剪定方法のポイントをおさらいしておきます。
□クレマチスビエッタの育て方
・1年を通して日光が良くあたり、風通しがいい戸外で育てる環境で育てる
・真夏は直射日光があたらないようにする
・水やりは、土の表面が乾いたことを目安に、流れ出るぐらい与える
□クレマチスビエネッタの挿し木方法
・ツルの固い部分を10~15cmほど鋭い刃物で切る
・5~8cmほどの穴を空けて挿し木をする
□クレマチスビエネッタの剪定方法
・枝の根元から10~15cmほど残して思い切ってばっさりと切る
・剪定時期は、5月~8月
クレマチスビエネッタは、環境が整うことと適切な剪定を行うことで、年に2~4回ほど花を咲かせてくれるので一年で何度も楽しむことができますよ。