新芽の季節に新しい芽が出るのは嬉しいですね。待ってましたよーって声をかけてやりたくなります。ところが待っても待っても出てくれない新芽があります。なぜなんでしょうか。

バラのシュートが出てこない

バラ シュート 出ない

シュートとはバラの新芽のことです。この新芽が出てこないとは枯れてしまったのでしょうか。
シュートにも種類があります。

ベーサルシュートと呼ばれる株元から出てくる新芽と、サイドシュートと呼ばれる元からある枝から出てくる新芽です。

シュートが出ないとガッカリするのは、株元から出るベーサルシュートのことです。
サイドシュートは株が元気なら必ず出てきます。

ベーサルシュートが出にくい種類もあります

調べていると全部のバラにベーサルシュートがどんどん出てくるということはないようです。

古い枝を大切に育てなければならない種類もあります。また、頻繁に株元から芽を出して更新していく種類もあります。芽が出ないと心配になりますが種類にもよるのですね。

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鉢植えのバラはベーサルシュートが出にくい

直植えに対して土や根の育成に制限がある鉢植えではベーサルシュートが出にくい傾向があります。またリン酸を過剰に与えたり、生育不良になるとベーサルシュートは出にくいようです。

バラはリン酸が必要な植物なのですが、ついリン酸に偏り過ぎて生育不良になったりすると新芽も出にくいようです。

根詰まりでシュートが出ない

ベーサルシュートが出るということは、バラがもっと大きな樹になろうとしていることです。
大きな樹になるためには、しっかりした根が必要です。

鉢植えですと根を伸ばす範囲も限られています。直植えでも根詰まりを起こすことはあります。

2年に一度は土を入れ替えてやること、直植えでしたら、根を切ったりして新しい根を伸ばすようにしてやることなどがシュートを伸ばすによい方法です。

まとめ

長く庭木などを育てていると剪定や根の具合が木々にとってどんなに大切なことなのかが分かってくるようになります。

人間でいえば長く伸びた髪を切ってさっぱりさせることや、体を洗って皮膚の病気を防ぐことと、同じ手入れのようです。

バラの樹が気持ちよく大きくなろうとしているか、ちょっとした変化でも見つけられるような栽培主になりたいですね。