生育旺盛でぐんぐん育つため、根詰まりしやすい鉢植えのクレマチス。
今回は根詰まりのみきわめ方や原因、対策方法をお教えします。
クレマチスが根詰まりを起こす原因
クレマチスは生育旺盛なので葉がついている期間は大きく成長しようとします。
根もどんどん育ちますので鉢が小さいとあっという間に根詰まりを起こしてしまいます。
・特に生育旺盛な種類のクレマチス
ジャックマニー系…朝霜、アラーナ、エティカ、カレン、コメレイなど
ビチセラ系…アバンダンス、エトワール・バイオレット、エミリアプラッター、エンテルなど
テキセンシス系…エトワール・ローズ、ダッチス・オブ・アルバニー、テキセンシス、藤かほりなど
インテグリフォリア系…アフロディーテ、エリオステモン、インテグリフォリアブルーベル、火岳など
・根詰まりの見極め方
鉢の底から根が出ていたら根詰まりを起こしています。
すぐにでも植え替えが必要です。
鉢から根が出ていなくても水切れが起こりやすい、花が付きにくい、生長が遅くなったなどの症状がでます。
・クレマチスの植え替えに適した時期
品種にもよりますが植え替えに適した時期は休眠前(自然と落葉した後)です。
クレマチスの根が詰まってしまった時の対策方法
鉢から根が出てしまうほど根詰まりを起こしている場合はすぐにでも植え替えを行いましょう。
クレマチスは根が弱いので植え替えを嫌います。
植え替えの際は根を傷つけないように優しく行います。根が絡んでいる場合は軍手をつかって優しくほぐしましょう。
根が切れたり傷が入ってしまうとそこから病気になってしまう可能性があります。
なるべく大き目の鉢を準備して頻繁に植え替えを行わなくて良いようにしましょう。
・クレマチスの植え替えの方法
今植えている鉢より一回り大きな鉢を用意します。
大粒の赤玉土を鉢の底に敷き詰め、用土を鉢の半分まで入れます。赤玉土は水はけを良くする効果があります。
クレマチスを元の鉢から抜いて、新しいあ鉢に入れて深植えをします。
株やつるの大きさに合った支柱を取り付け、水をたっぷり与えます。
肥料は植え替え後一週間ほど経ってから与えましょう。
【まとめ】
鉢の中で根がぎゅうぎゅうになってしまうと生長が止まってしまいます。
せっかく大きく成長しようとしているクレマチス。窮屈な鉢だと可哀想ですよね。
大き目の鉢や庭植えにしてのびのびと育ててあげましょう。