椿は学名をカメリア・ジャポニカと言います。日本原産の植物で、耐寒・耐暑性が高く、九州から青森県まで広く自生しています。

赤や白、ピンクの花の美しさはもちろんですが、移動ができる鉢植えにして自宅のわずかなスペースで栽培できることから、人気もあります。家庭での栽培は苗から育てるのが一般的ですが、自宅のベランダで育てるには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

 

椿の鉢植えをベランダで上手に育てるには

椿 鉢植え ベランダ

まず、良質な苗を選びましょう。品種名や説明、開花時期をしっかり確認して、黄色くなっていたり、蕾の多い苗は避けるようにします。ポット苗を購入した際は、ひと回り大きいサイズの鉢を用意します。大きすぎると花が弱ったり、咲きにくくなりますので気をつけてください。

用土は赤玉土中粒、鹿沼土中粒、腐葉土、それぞれ同量使った混合用土を使用します。水はけがよく、弱酸性の土が良いです。植え付け後は十分に水やりをして、1週間から2週間ほどは直射日光や強い風に当たらないようにし、ベランダの日陰などで椿を休ませ、徐々に日に慣らしていくと良いでしょう。

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一般家庭での鉢植えでは1,5メートルから2メートル程度の高さになりますが、品種によって変わります。植え付け、植え替えのタイミングは真冬と真夏以外は可能ですが、3月から4月、9月から10月の時期だと、管理が比較的簡単になります。

夏場であれば毎日水を与えても大丈夫ですが、冬場は用土が乾燥しないように、様子を見ながら水やりするようにしましょう。また、椿が枯れずに丈夫に育つために、病気や害虫にも気をつけましょう。

 

まとめ

日本で古くから親しまれている椿は、暑さや寒さに強い植物です。日本中どこでも育てることができ、狭い庭やコンパクトな場所で育てることができますので、場所に困ることはないでしょう。日本の品種だけでも2200種類もあり、海外の品種と合わせると5000種類以上もあり、世界中で愛好家がいます。

風水では、東の方向に椿を育てると幸運を招くと言われています。花言葉は色によって違いはありますが、控えめな優しさ、高潔、誇り、女性らしさなどがあります。華麗に咲き誇る椿を、あなたの家のベランダで育てて見ませんか。