ニチニチソウは、現在、品種改良が進み、育てる難易度も下がって誰にでも簡単に育てることができる身近な植物となっている様です。また、今ではピンク系を中心に、株ごとに複数の花の色を楽しむことができる様になりました。数多く色の花の誕生とと共に、葉の様子も少しずつ違う様です。これからニチニチソウの葉の形や特徴について調べます。
ニチニチソウの葉の特徴
ニチニチソウは、マダガスカルが原産といわれ、日本には江戸時代に入ってきたといわれています。それ以降、日本では品種改良が繰り返し行われ、株ごとに複数の色の花を咲かせることができる様になったそうです。品種改良されたのは主に花の方ですが、葉も少しずつ、違いが出ている様です。
①葉の形
・ニチニチソウのどの種類も葉身にはトゲやギザギザなどがなく、葉柄はくっきりし
て目立ち、葉脈も目立つ種類が多い様に見受けられます。
・葉の形には、「ライム葉種:ライムの葉に似た葉身は楕円形をしている」種類と、「細葉種:ニラの様に細く長い形をした葉身を持つ」種類がある様です。
ニチニチソウの葉は「ライム葉種」と「細葉種」を比べた場合、ライム葉種の方が圧倒的に多い様に感じます。また、細葉種には、ペン先に似た花びらを持つ花が咲く様に思われます。
②葉の色
・比較的深い緑:
強いツヤがあるために「自己主張」してくる印象を持つかも知れません。花の色が淡
い色の場合は、迫力負けをすると感じる可能性もある様です。
・花とバランスの良い緑:
どんな色の花とでもバランス良く見えるきれいな緑色で、控えめなツヤが花をより
引き立てている印象を持つかも知れません。
・花よりも薄い緑:
ニチニチソウは、「毎日花が咲く」からその名前が付いたといわれています。いわれ
ている通りであれば、花の美しさを十分に引き立ててくれる優しい緑の様です。一
方、花の数が減った時期では、寂しさを感じるかも知れません。
③葉の厚さ
種類によって多少の厚みに差はあるものの、全体的には厚い葉が多い様です。また、葉の色が濃いほど厚い傾向だといわれています。
④葉の付き方
ニチニチソウは発芽時点から、葉は向かい合って付く様です。ですから、葉が出る場所の予想が付きますが、花も同じ場所から伸びてくるので、初めての場合はよく見ないと、どちらか見分けが付かないこともあるかも知れません。
まとめ
ニチニチソウの葉について調べた結果、資料が少ないことに戸惑ってしまいました。そんな中でも分かったことは、①葉の厚みに多少の違いがあること、②葉の色に多少の違いがあること、③葉には、ライム葉種と細葉種の2種類があることなどでした。また、ニチニチソウの葉は、向かい合って対になっていることが分かりました。