自生しているアンスリウムを見てみると、岩のうえに根を伸ばして岩を掴むように自生しています。
着生植物といって直接地面に根を張って生きるのではなく、なにかに掴まって生きています。
着生植物にたくさん肥料を与えてしまうと肥料やけを起こします。肥料やけとは必要のない成分で植物に被害が出ることです。
肥料もたくさん与えればいいという訳ではありません。
どのように肥料を与えればいいのか、与えなくてもいいのかを見てみましょう。
アンスリウムに肥料は必要でしょうか?
岩や樹木に着生して生活するアンスリウムですが、生えてきた気根は土の中に潜り込んでいきます。
やはり土からも栄養を摂ろうとするところがあるようです。
基本の形は根で他の樹木に絡みつく形なので、肥料を与えなくては・・・と神経質になる必要はない、と言うことです。
元気がなくなってきたら、肥料よりもまず活性剤のような肥料が入っていないか、または極少ない肥料配合の育成材料を使ってみましょう。
アンスリウムの育成の目的別に肥料を考えてみる
アンスリウムを育てていて花をたくさん咲かせたいと考えるか、観葉植物として楽しみたいと思うか、で肥料も変わってきます。
花を咲かせるということは植物にとってもエネルギーを使う事なので、その分の肥料を与えてやりましょう。
花はあまり咲かなくても観葉として楽しみたいと思うなら、そんなに肥料は必要ではありません。
アンスリウムは花の期間が長いので、その間、肥料は少しづつ与えるのがいいようです。
と言っても1ヶ月に1度、液肥を薄く少しだけでいいのです。
アンスリウムにお勧めの肥料は?
アンスリウムは室内で鉢植えにして楽しむ植物ですので、液肥が適しているようです。
固型の肥料なら緩効性でゆっくりと効き目が現れていく肥料がいいでしょう。
おすすめな肥料ですが、私なら緩効性の肥料を花の期間の最初に施して、あとは手入れをしながら適当に液肥をやります。
花は言葉をかけるときれいに咲いてくれると言いますが、毎日小さなことを観察するのがいいということなのではないかなと思っています。
【まとめ】
なるべく手をかけないできれいな花が咲いてくれたらそれにこしたことはありません。
でもきれいな花なのですから、毎日眺めていたいですよね。
言葉をかけるときれいに咲いてくれるということは毎日花を楽しむという事に繋がっているように思います。