春の訪れと共に姿をあらわし、2週間ほど可憐な花を咲かせるカタクリの花。山道に咲くカタクリの花を目的の一つに登山を楽しむ方もいるほど人気があります。カタクリは日本各地で見ることができますが、ここでは、関東で登山をしながらカタクリを見ることができる山をご紹介します。

カタクリ 登山 関東

 【カタクリを鑑賞しながら登山ができる関東の山々】

登山対象の山としては、初級者向けというよりは中級者を対象にしている御前山(ごぜんやま)、東京都奥多摩町にあり大岳山、三頭山とともに関東奥多摩を代表する山で、奥多摩三山の一つです。

 

関東エリアに数ある山々のなかで、登山ルート的に少々厳しい御前山に人気があるのは、カタクリの自生地あることが理由の一つです。標高1,405メートルの御前山のカタクリ鑑賞を目的にする登山ルートは、北面からのルートがおすすめです。

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山頂近くの雑木林に淡い色のカタクリが自生しています。気候などにより開花状況は変化しますが、御前山のカタクリの見頃は例年4月下旬から5月上旬まで。展望台もなく頂上からの眺望もあまりよくありませんが、自生するカタクリの姿は、関東の山々のなかでもひと際魅力を放って、登山者を引きつけています。

 

北関東に位置する栃木県佐野市にある三毳山(みかもやま)も、登山をしながらカタクリが見れる山として人気があります。登山コースは頂上まで229メートルと低山なため、ハイキング感覚で登れると春山登山者や家族連れに好評です。

 

三毳山にはカタクリの里とカタクリの園があり、どちらも見頃は例年3月中旬から下旬にかけて、4月上旬までカタクリを見ることはできますが、開花のピークは過ぎているでしょう。

 

埼玉県小川町の標高299メートルの仙元山も、カタクリを鑑賞しながら登山ができます。カタクリ鑑賞を目的とするなら、小川町の道の駅「埼玉伝統工芸館」からのスタートが便利です。徒歩15分ほどで「カタクリとニリンソウの里」へ到着、カタクリの見頃は例年4月上旬ごろまでです。

【まとめ】

ここまで、関東で登山をしながらカタクリを見ることができる山を紹介しました。関東には、登山をしながらカタクリを鑑賞できる山がたくさんあります。ここで紹介した山で、早春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。