花を栽培する際に一筋縄では解決できない害虫がハダニです。
ハダニはクモの仲間で糸を出して巣のようなものを作り、それを放置していると花を弱らせてしまう害虫です。
ではそんなハダニを駆除するにはどのような方法があるのでしょうか?
【ラベンダーに発生したハダニの駆除方法】
ハダニは葉の裏側にうっすらとした点のように付いていて、早期発見して早期に駆除することが望ましいです。
ハダニを駆除する方法はいくつかありますが、まずご紹介する方法は薬剤を使わない方法で、薬剤に抵抗がある方にはおすすめです。
それは水をかける方法です。
ハダニは水に弱く、雨が多く降った後にはいなくなってたという事もあります。
一方ラベンダーは過湿が苦手なので、この水をかける方法は夏時期の水が乾きやすい時期限定と考えておいた方が良いでしょう。
次にご紹介するのは、住友化学の「粘着くん」という液剤です。
この「粘着くん」はでんぷん糊と界面活性剤を合わせたもので、人体には影響のない薬剤です。
こちらを100倍に薄めて株元ではなく花の先の方にかけましょう。
ハダニは上に行きたがる性質を持っているので、株元にかけても効果はありません。
また、「粘着くん」はハダニのタマゴには効果が薄いので気を付けましょう。
次は、住友化学の「オルトラン」という薬剤です。
こちらをおすすめする理由は、野菜や果物の栽培時にも使用することができるほど人体に影響を及ぼすことが低いからです。
やはりどうせ使用するなら人体への影響が少ないものを選びたいですよね。
こちらは春先の芽が出る前と、夏前に使用するとあらかじめハダニの予防ができます。
2週間程で効果が無くなるために、その後は様子を見ながら使用して下さい。
まとめ
今回はハダニの駆除方法についてまとめました。
ハダニを駆除する方法に、薬剤を使用する方法と使用しない方法とをご紹介しましたが、薬剤に抵抗がある方でも使いやすいものを今回はご紹介させて頂きましたので、ぜひ試して頂ければと思います。