春になると一斉に生えてくる雑草。その中でも次から次へと芽を出し、茎を四方に広げ花を咲かせるカタバミは、難防除雑草といわれ、駆除するにはかなり大変な作業を伴います。

除草剤を使用するのもよいですが、家庭の庭で使用することに抵抗のある人は、石灰を撒くという方法があります。それでは、石灰をおすすめする理由や使い方をみていきます。

石灰でカタバミを駆除できる!?

カタバミ 駆除 石灰

カタバミのように繁殖力が強く、土中深く根を伸ばす雑草を手で抜いていくのは、非常に大変です。抜いてもすぐに芽を出してくるカタバミはやっかいな雑草です。

その上、カタバミは種子を1m以上飛ばすので、近くでカタバミが生えているとなかなか防ぐことは難しいです。

また、周りにカタバミが生えていなくても、種子は粘性があるので靴底などに付いて、いつの間にか運んでしまっていることもあります。

駆除するために除草剤を使用するのは、子どもやペットがいると心配だという人もいるでしょう。

確実にカタバミを駆除するには、土壌そのものを変えてみるのも一つの方法です。カタバミは弱酸性の土壌を好むといわれています。

スポンサードリンク

雨が多い日本では土壌が酸性となっているので、石灰を土に混ぜることでアルカリ性に近づけさせます。土壌をアルカリ性に変えることによって、カタバミが生えてこない環境を作るのです。

石灰には、苦土石灰(くどせっかい)、消石灰、有機石灰などの種類があります。これらのうち、一般的に家庭で使いやすいのは苦土石灰です。

風に飛ばされにくい粒状のものがよいでしょう。使用量は、1㎡に100gがだいたいの目安です。ただし、苦土石灰を撒くと、土が硬くなって植物が根を張りにくくなります。

また、土壌が無機質化していくので、他の植物を植えるときは、たい肥を定期的に混ぜ込むことで土壌を良くしておきましょう。

まとめ

カタバミを手作業で駆除するのは難しいが、除草剤を使用するには抵抗があるというときには、石灰がおすすめです。弱酸性を好むカタバミには、石灰を土に混ぜ込み、酸性からアルカリ性へと土壌を変え、カタバミを生えにくくすることができるということが分かりました。

一般家庭なら苦土石灰が使いやすく、粒状のものを土に混ぜるだけです。苦土石灰を試してみてはいかがでしょうか。